古都奈良の古本屋 智林堂書店のブログです。店主代理が綴る、本と人との一期一会な日々♪      近鉄奈良駅から徒歩5分ほど、もちいどの商店街内。不定休。11時から18時半頃。0742-24-2544


by nara-chirindo
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

脱力買い取り記

夕飯の仕込みもほぼ終わり、犬の散歩も済ませ、いつもならそろそろ晩酌にとりかかろうかという午後5時。
すでにくつろぎモードに入ろうとしている身体にムチ打って、愛車のエンジン始動です。
アルコールはしばしおあずけ。
本日、夕刻よりの買い取り仕事あり。
通常は開店に間に合うよう朝の9時頃というパターンが多いのですが、先方からこの日この時間しか、と指定されてはいたしかたありません。
JR奈良駅近くのお宅までひとっぱしり。
d0105133_2263187.jpg
茶道、華道関係の専門書がたっぷり、どっさり!
奈良本、句集、歴史関係も少々。
なかなかいい感じ。

ここでちょこっと買い取り裏話を申し上げますと、本は本棚に入れたままにしておいていただくほうがいいのです。
たまに気をきかせて全部取り出して床に積み上げてくださっている場合もあるのですが。
それでは全体を見にくいですしね、やっぱりきちんと本棚に収まっているいるほうが価値があるように見えるものなのですよ。
そして、これはぜひ!という本をピックアップしやすいですし。
買い取る側としては、そういうものからまず大事に梱包していくのです。
おっと、あんまり内情をばらすと店主に怒られるかな。

おそらく茶道、華道に長年たずさわってこられた方のおうちですので。
茶碗や花器のたぐいもどっさり。
d0105133_2264563.jpg
こちらはわざわざ京都から骨董屋さんを呼ばれたらしく、そちらはそちらで査定なさってました。
ちらりと聞こえてくるお値段、10万だとかどうとか。
さすがにケタが違いますなあ。

値段交渉が終われば、あとはひたすら肉体労働。
本を箱に詰め、運び出し、車に積む。
限界まで積み終われば店まで移動し、逆の作業で搬入。
グッと力を入れてゆるめ、入れてゆるめ、その繰り返し。
いつもより早めにカタがつき、興福寺の午後6時の鐘がごぉぉ〜ん・・と響く頃には解散。
秋の日はつるべ落とし、もはや真っ暗です。
やれやれ。
帰路につくも、ハンドルさばきがおぼつきません。
瞬間的に筋肉を使いすぎて、腕が脱力してしまっているのです。
ただでさえ「パワステ」ならぬ「重(おも)ステ」な私の愛車。
角が、角が曲がりきれん〜。
まったくやれやれ。
ようやく家に帰り着いて、さあ晩ごはん♪
楽しみにしていた赤ワインをグラスにつごうとして、ドボドボと嘘みたいにこぼしてしまいました。
力がはいらないよう。。。

古本屋稼業、実はかなりの体力勝負なのであります。
腰痛の再発も怖いし、筋トレでもしようかしら。
[PR]
by nara-chirindo | 2009-10-24 23:17 | 智林堂にて