古都奈良の古本屋 智林堂書店のブログです。店主代理が綴る、本と人との一期一会な日々♪      近鉄奈良駅から徒歩5分ほど、もちいどの商店街内。不定休。11時から18時半頃。0742-24-2544


by nara-chirindo
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豆まきドキュメント

本日、節分です。
あちこちのお寺で豆まき行事があるから、どこに行こうか迷うところ。
いつもは店番帰りに元興寺だったけれど、今年は東大寺二月堂へ。

1:20 二月堂到着。
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豆まき役の年男・年女さんたちが慌ただしく記念撮影中。
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まだ舞台に上がれます。
見おろすと、こんな感じ。
手前の方にシートを敷いて場所取りしているかたも見えますねえ。
何時ぐらいから来てはるんかしら。。。

1:30 陣地確保。
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舞台下の斜面は段々になってまして、全部で五段ほど。
そこの三段目あたりのはじっこをかろうじて確保。
せめて1時ぐらいに来ればもっと上に行けたかも。
でもこの段々、落差がけっこうありますのでね。
高いところに居るほど危険度も増します。
奈良県警からも再三の注意が。
たしかにこれは平地の元興寺に比べたらかなり危ないですわ。
お子さんや年配のかた対象に、手渡しで福豆&福鈴を配るコーナーも設けられています。
危険もなく確実に手に入るとのことで、そちらにも長い行列ができていました。

2:00 読経開始。
そうなんです。
2時と同時に豆まき開始かと思いきや、法要が終わってからなのですね。

2:10 読経終了せず。
初めは神妙に手を合わせたりしていた皆さん、次第にじりじり。
マイクを通しているのでしょうか、朗々と響くありがたいお経。
もうすぐ、もうすぐ。

2:15 ようやく。
舞台上の用意も整い、豆まき役さんのご紹介。(←誰も聞いてない)
さ、福よ来ーい!
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遠いよぅ〜〜。。。
それなりの秩序の保たれていた列が一気に崩れ、より上へ、より真ん中へと人波が殺到。
こける、滑る、奪い合う、もうわやくちゃ。
豆だけではなくパン、お菓子、鈴などいろいろまかれます。
私のお目当ては福鈴。
鈴、鈴、飛んでこないかな〜。

2:30 豆まき終了。
・・・戦果ですか?
ゼロですよゼロ!
一回だけ指先をかすめたけれど、はじいて、落ちて、あっちゅう間にどなたかの手に。
どんくささ全開。
すごい人は袋に一杯ゲットしてるというのにね。

自分めがけて落ちて来るものを鮮やかにパシッとつかめたら、すごく気持ちいいんだと思うんですよ。
それを全部が全部目の前で奪われて、やや欲求不満。
元興寺の豆まきは3時からだから、そっちも行っちゃうか?
豆まきのハシゴしちゃう??
殺気立った気持ちでいるところに、涼やかな声で私の名を呼ぶひとが。
「取れなかった?じゃあこれあげる♪」って。
一番後ろで、慌てず騒がず冷静に慎ましやかに様子を見守っていらっしゃったしをんさん
ふたつばかり、目の前にころころ〜っと鈴が転がってきたそうな。
・・反省。
がつがつと欲張っちゃいけないんですよ。うん。
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福は人を押しのけて手に入れるようなものじゃなかったですね。
ありがとうしをんさん。
自戒をこめて、大事にします。

さらにさらに、大変美しい和菓子もいただいてしまったのでした。
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入江泰吉の「美の究極は花である」という言葉があるけれど。
その「花」を写しとった和菓子もまた、お菓子の中の美の究極かも。
食べてしまうのがもったいないとはまさにこのこと。
本当にありがとう、しをんさん。
しをんさんは椿の花のようなひとです。
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by nara-chirindo | 2010-02-03 18:49 | 奈良