店主代理おすすめ本3『孤高の鬼たち 素顔の作家』
2007年 03月 11日
自分の好きな作家の本は全冊ズラーッと並べて、プロフィール的なことまでもいつのまにか詳しくなっていたりします。
でも、あまり興味を持ったことのない作家については、それが大家と評される作家であっても、ああ「◯◯◯」を書いた人?という程度の認識しかありません。
古本屋の店番という立場でありながら、それではアカンやろうと常々思っていました。
せめて日本文学史を代表する作家についてぐらい、教科書的な断片知識でなく、いきいきとしたイメージを自分の中に持っておきたいと。
そして見つけたのがこの本です。
『孤高の鬼たち 素顔の作家』
文藝春秋編 1989年 300円
文学史を代表する作家たちの日常を、その家族や交流の深かった作家な どが綴るエピソード集。
今の私にとっては現実感のない大作家であっても、当時周りにいた人々にとってはまぎれもなく実存していた身近な人物だったのですね。
家族がいて、友人がいて、生活していた。
生きていたのです。
裏話というか内輪話というか、この本に紹介されているようなエピソードを知っていると、今後作品を読む時にも味わい方がちがってくるんじゃないかと思います。
各項の筆者にも意外性があって、楽しい本ですよ。
でも、あまり興味を持ったことのない作家については、それが大家と評される作家であっても、ああ「◯◯◯」を書いた人?という程度の認識しかありません。
古本屋の店番という立場でありながら、それではアカンやろうと常々思っていました。
せめて日本文学史を代表する作家についてぐらい、教科書的な断片知識でなく、いきいきとしたイメージを自分の中に持っておきたいと。
そして見つけたのがこの本です。
『孤高の鬼たち 素顔の作家』
文藝春秋編 1989年 300円
文学史を代表する作家たちの日常を、その家族や交流の深かった作家な どが綴るエピソード集。
今の私にとっては現実感のない大作家であっても、当時周りにいた人々にとってはまぎれもなく実存していた身近な人物だったのですね。
家族がいて、友人がいて、生活していた。
生きていたのです。
裏話というか内輪話というか、この本に紹介されているようなエピソードを知っていると、今後作品を読む時にも味わい方がちがってくるんじゃないかと思います。
各項の筆者にも意外性があって、楽しい本ですよ。
by nara-chirindo
| 2007-03-11 20:59
| 店主代理おすすめの一冊