おすすめ本 會津八一編
2008年 04月 24日
奈良を愛した文人、會津八一。
その著作は根強い人気があります。
今はわりと揃っていますが、すぐに売れてしまう可能性大です。
きわめつけの全集。これはまあ、なかなか動きませんけれどね。
数ある奈良歌の中で、私の一番好きな歌。
やまとぢ の るり の みそら に たつ くも は
いづれ の てら の うへ に か も あらむ
會津八一は北国に生まれ灰色の曇天を眺めて育ったので、「関西の天空の晴朗なるに感嘆する傾向あり」と自註に書いています。
個々のお寺や仏を詠んだ歌とはまた違って、奈良そのものに対する憧れが感じられるようで、なんだか嬉しくなるのです。
空に向けてカメラを構える時、ふと「るり の みそら」って例えばこんな空のことかな、と思ったりもするのです。
その著作は根強い人気があります。
数ある奈良歌の中で、私の一番好きな歌。
やまとぢ の るり の みそら に たつ くも は
いづれ の てら の うへ に か も あらむ
會津八一は北国に生まれ灰色の曇天を眺めて育ったので、「関西の天空の晴朗なるに感嘆する傾向あり」と自註に書いています。
個々のお寺や仏を詠んだ歌とはまた違って、奈良そのものに対する憧れが感じられるようで、なんだか嬉しくなるのです。
by nara-chirindo
| 2008-04-24 23:21
| 店主代理おすすめの一冊