古都奈良の古本屋 智林堂書店のブログです。店主代理が綴る、本と人との一期一会な日々♪      近鉄奈良駅から徒歩5分ほど、もちいどの商店街内。不定休。11時から18時半頃。0742-24-2544


by nara-chirindo
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

ねばる買い取り

昨日の買い取りは少々ハードでございました。
交渉が難航しましてね。
たまにこういうこともあります。
いざ手放すとなると惜しくなってためらいを見せる依頼主さん。
ねばる店主。
息詰まる攻防戦。
あんまり強引なやり方をしてこじれてはいけませんからね。
根気よく話し合いを重ねて、妥協もしあって、落としどころを探るわけです。
店主、幼少の頃はいわゆる「イラチ」でしたが。
大人になったんやのう、なんて場違いな感想をいだく私。

結局まとまるまでに3時間近くもかかりましたでしょうか。
そのかいあって、珍しいものを譲っていただいてきましたよ。
d0105133_230040.jpg
水上勉『男色』生原稿24枚!
雑誌連載の第3回分にあたります。
d0105133_230179.jpg
ぐちゃぐちゃと直してありますね。
推敲の様子がよくわかります。
d0105133_2302845.jpg
単行本もちゃんとありますよ。
読み比べると面白いです。

もうひとつ水上勉。
d0105133_234490.jpg
『五番町夕霧楼』200部限定特装本。
d0105133_2341691.jpg
d0105133_2342836.jpg
176番ですって。
d0105133_2344538.jpg
函のウラにまで絵が。
凝った作りです。

そして俳句関係の直筆短冊、色紙いろいろ。
d0105133_2381250.jpg
d0105133_2383093.jpg
d0105133_2384156.jpg
d0105133_2385265.jpg
d0105133_239360.jpg
永田耕衣、鈴木六林男、三橋敏雄などなど。

今回の依頼主さんはご自身も俳人であり、俳句誌の編集のお仕事を長くされていて、賞の審査員をされたこともおありなのです。
色紙は受賞者が進呈してくれたり、俳句仲間同士でやりとりしあったり。
なるほど、そういうかたのところに集ってくるものなのですねえ。
あるところにはあるもんですね。

智林堂、奈良の古本屋の中では短歌・俳句関係に強いという自負があります。
うちにお声をかけてくださって大正解!
・・と言えるよう、大事に取り扱いさせていただきます。
[PR]
by nara-chirindo | 2009-02-19 23:29 | 智林堂にて