古都奈良の古本屋 智林堂書店のブログです。店主代理が綴る、本と人との一期一会な日々♪      近鉄奈良駅から徒歩5分ほど、もちいどの商店街内。不定休。11時から18時半頃。0742-24-2544


by nara-chirindo
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カテゴリ:たまには漫画( 2 )

南方熊楠。
この人について、私は日本史の教科書で習ったことぐらいしか知識がありませんでした。
しかし智林堂では熊楠関係の本がよく売れるんです。
評伝や研究書の類いが、仕入れる先から、といって良いぐらいに。
ファンが多いんでしょうね。
そんな事情があったので、たまたま目にしたこの本も読んでみる気になったのです。

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『猫楠』ー南方熊楠の生涯ー 水木しげる著 角川ソフィア文庫

熊楠の奇人変人っぷりがあますところなく。
大酒を呑んであちらこちらでとんでもない騒動を起こす一方、18カ国語を話し海外で多くの論文を発表し高く評価されたり。
まさに天才となんとかの紙一重。
いまだに人々に関心をもたれ、愛されているのも納得の、稀代の大怪人。
それをまた勝るとも劣らぬ奇才の人、水木しげるが描くのですからそりゃもう面白くないわけがないです。

漫画というものは、本当にわかりやすくて読みやすくていいですね。
様々なエピソードが、絵として無理なく記憶に残ってくれます。

そんなふうに役に立つ漫画として、有名どころは『あさきゆめみし』。
あれは受験にも通用しますね。
源氏物語全編を読むのは大変だけれど、10数巻の漫画本なら数日で読めて、たっくさん出てくる女人達の容貌から性格まで頭に入ります。
気の強い朧月夜の君とか、いまだに思い浮かべられますわ。
もう20年近く前に読んだっきりだというのに。

というわけで、本日の結論。
漫画、意外とあなどれませんよ〜!
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by nara-chirindo | 2007-07-20 22:22 | たまには漫画

祝 マンガ大賞!

やっとこさ冬物を片付けたというのに、この寒さ。この冷たい雨。
今日の夕飯は、今季は終了したはずの鍋物が堂々の復活です。

さてさて唐突ながら今日は漫画の話題を。
私は漫画もけっこう好きだったりします。
新刊が出るたび買い集めるような物はさすがにもうほとんどないのですが、数少ない、未だにハマっている漫画と言えばこれ。
山岸涼子の『舞姫 テレプシコーラ』。
本日の朝日新聞によると、この作品が「第11回手塚治虫文化賞」の大賞を射止めたそうです!

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バレエ漫画ですが、現実離れした夢物語ではないです。
現在のバレエ界の状況と、少女達が悩みながら一歩一歩成長してゆく過程が、地に足の着いた表現で描かれています。

2位の『のだめカンタービレ』が辞退したためにぶっちぎりの1位だったようです。
選考委員の皆さん、お目が高いわ〜。
自分がひっそり愛してきた作品が世間でも評価されて評判になるって、嬉しいような惜しいような、ちょっと複雑な気持ちですね。

ちなみに智林堂には漫画はほとんど置いていませんが、手塚治虫の初期短編集などは少々ありますので、お好きな方はお早めにどうぞ。
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by nara-chirindo | 2007-05-10 20:24 | たまには漫画