古都奈良の古本屋 智林堂書店のブログです。店主代理が綴る、本と人との一期一会な日々♪      近鉄奈良駅から徒歩5分ほど、もちいどの商店街内。不定休。11時から18時半頃。0742-24-2544


by nara-chirindo
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店番スタイル模索中

店番中、お客さんが数人いて本を選んでらっしゃるような時。
「いらっしゃいませ」とだけ言っておいて、私はたいがい座ったまま本を読んでいます。
どんな本を選ぶかじろじろ見られてると嫌だろう、という思いもあってのことですが、客がいるのにその態度は何?なんて風に非難めいた視線を感じることもあり、むずかしいところです。

古本屋の接客って、どの程度まで求められるんでしょうね?
もちろん何か質問されれば誠心誠意お答えします。
その前段階の時点。

古本屋では「いらっしゃいませ」の声掛けもしないお店、けっこうあります。
客として行った場合、私は言われなくても全然気にならないですが。
むしろ、静かに入って静かに本を選び、そこの主人も邪魔せずほっといてくれる、という方が私にとってはいい感じに思えます。

でもそうは思わないお客さんもいらっしゃるわけで。
かといって人を見てから態度を変えるのもおかしなもので。

今のところはなんだかどっちつかずの曖昧な接客をしています。
自信を持って自分のやり方を通せるようになるまでは、まだまだ修行が足りないということですね。

なんだか今日は愚痴めいてしまいました。
まだまだひよっこの智林堂書店(の店番)をどうぞよろしく!
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by nara-chirindo | 2007-04-30 17:13 | 智林堂にて

生駒山上にて

今日は貴重な体験をしてきましたので、ご報告を。
ちなみに古本とは関連無しです。
毎度ながら申し訳ない。

あやめ池&ドリームランド亡き後、奈良に唯一残ったレジャーランドといえば生駒山上遊園地。
こちらの駐車場一画で、本日とあるイベントが開かれました。

「MEET THE FRANCE!」
フランス車を愛する人達の集いです。
前述の通り私はイタ車乗りですが、フランス車愛好者の連れのため参加してきました。
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こんな感じで、プジョー率やや高し。

目玉イベントとして、カーラリーの世界では有名な島田勝正選手によるデモンストレーションランの同乗権利抽選会がおこなわれました。
最初から、予感はあったんです。
せっかくの機会だし、と思って応募したら3名の当選者に見事選ばれてしまいました。
おそらく純粋に抽選されたわけではなく、女性も混ぜてみたら面白かろうという企画側の思惑もあったんだろうと思います。
本当に大丈夫ですか?と確認されたりしましたが、周りの心配をよそに私自身はけっこう平気でした。
ジェットコースターの類いも女性の方が平然としていたりしますもんね。
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ラリー仕様の、計器だらけのプジョー206。
ヘルメット着用で助手席へ。
ジェントルマン島田選手に命をあずけます。
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砂煙があがっているんですけどわかりますかね。
せまい車中で頭がごっつんごっつんぶつかって、ヘルメットの意味が身に沁みてわかります。
でもやっぱりそこはプロ。
タイヤが一回の走行で削れまくるようなスピードを出していながら、恐怖を感じさせるような運転ではまったくないのです。
手加減もしてくださったのでしょう。安心して乗っていられました。
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写真撮影も快諾していただき本当にありがとうございました。

そしておまけ。
私の連れの乗る茄子紺色シトロエンBXが、コンクールドエレガンス部門で優勝しちゃったりなんかして。
わりと今時の新しい車が多かったので、その中で異彩を放っていたのが勝因でしょうか。
古い車に乗っていると苦労ばっかりしている気がしてくるものですが、乗り続けているといいこともあるんですね〜。

私の車も満身創痍の古外車。
それだからこその愛着があります。
動かなくなるその日まで、つきあっていこうと思います。

きたる5月13日には奈良国立博物館前をメイン会場に、クラシックカーラリーが開催されるそうな。
うちは出走は見合わせますが見学には行くつもりです。
古き良き時代の外国の車、見るだけでも楽しいものですよ。
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by nara-chirindo | 2007-04-29 20:44 |
d0105133_19571588.jpg最近、図書館本にあまり当たりが出なくて、このコーナーは随分間があいてしまいました。
たとえ私にとっては面白い本であっても、まがまがしい内容だったりするとこういう場で紹介するのもどうかと思いますし。
そんなわけで、おっこれならまあまあ、と久々に思えた本がこちら。

『光って見えるもの、あれは』 川上弘美著

全作品は読んでいないのでえらそうなことも言えないのですが、川上弘美の書くものはどろどろしている、というイメージを持っていました。
表面的にはさらりとしているようでいて、奥底で情念がとぐろを巻いているような。
いやいっそあからさまなどろどろならそれはそれで嫌いじゃないのですが、なんとなく肌に合わん、と思っていた作家の一人でした。

でもこの作品はちがいましたよ。
意外でした。
主人公が女性ではなく男性、そして高校生というのが良かったのでしょうか。
理知的かつ内省的な高校生。

思春期にある若者が、恋・友情・家族に揺さぶられつつ自分とは、と悩むいわば青春小説、私はけっこう好きです。
それは自分も悩み抜いてきたことだからだろうし、未だに抜けきれていない部分もあるからだろうと思います。
ただ、あまりに紋切り型だったりクサくなりすぎた物語では到底共感できないわけで、そこは作家の力量次第ということになります。

この主人公は、自分の立ち向かうべき問題が実は「細かいチャチなこと」とわかっている醒めた視点もしっかり持っていて、やたらと翻弄されるばかりではないところに好感をおぼえます。
脇役中の好人物は祖母の匡子。
次点で平山水絵。

この作品に限っては、奥底にはどろどろしたものではなく、さっぱりとしたユーモアが感じられます。
そして今回あらためて思いました。
川上弘美は文章がうまい。
言葉の選び方がうまい。
食わず嫌いしかけていた作家を、もう一度見直すことができて良かった!

インパクトには多少欠けるので、星3つぐらいで。☆☆☆
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by nara-chirindo | 2007-04-28 20:54 | 本日の図書館本

タイムリー?

今日の朝日新聞朝刊トップに、オーチス社のエレベーターを全国で緊急点検、という記事が載っていました。
六本木ヒルズでの火災事故で、同社がずさんな保守管理をしていたことが明らかになったとか。

オーチス。OTIS・・?
なんか聞いたことある〜とは思いましたよ。
いつものお出かけコースで、慣れ親しんだ図書館に足を踏み入れて。
あっっ!
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これだ。OTIS!

エレベーターの中って所在ないというか気まずいというか、なんとなく目が上を方を泳ぎますよね。
意識して見たつもりもないのに、脳内にはちゃんとインプットされていたのですね。

図書館の営業妨害するつもりなわけではないですよ。
あそこにはちゃんと階段もありますから大丈夫です。
あれはどうやって掃除するんかなぁ、と思ってしまう謎のオブジェ付き吹き抜けの階段。
子供達が「グリコ」で遊ぶのにぴったりの階段。

エレベーターが使えなくなったって、私は通い続けますよん。
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by nara-chirindo | 2007-04-27 20:38 | 本日の図書館本

買い取り顛末記

今日木曜日は智林堂定休日でしたが、買い取り依頼に応じ愛車とともに出動です。
奈良駅前のえらい渋滞に巻き込まれながらも店主と合流。
うかがった先はこちら。
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赤い旗が目印、高畑のカフェ南果さん。
以前2階で古本市をされた残りを引き取ってほしいとのことでした。
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文学集や詩集など、けっこうな量です。
大事にされていたらしき本の数々、本当にいただいていって良いのですか?と思いつつ・・。
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階段がおそろしく急なので、本を抱えて降りるのは私のような不器用者には非常に危険。
そのへんは全部店主におまかせ。
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この『現代短歌体系』なんて全巻揃っていればな〜!

途中でいきなり雷鳴が轟き、雨も降り出したので作業を急ぎました。
南果さん、お客さんもいらっしゃったのにばたばたしちゃってすみませんでした。
古本の処分を、という時にうちのことを思いついてくださって、大変光栄です。
今後ももし何かありましたらよろしくお願いいたします。

というわけで。
智林堂では随時、古本の買い取りもさせていただきます。
文学・歴史・地方史・美術・思想・詩歌・紀行・趣味本全般などなど。
処分をお考えの際は、どうぞご相談くださいまし。

*許可をいただくこと無く、蔵書内容やお宅の中を写真に撮ったりブログ に書いたりは決していたしませんのでご安心を!
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by nara-chirindo | 2007-04-26 18:01 | 智林堂にて

珍種・藤桜?

すっかり散りきったはずの桜の樹に、紫の花が満開・・??
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わかります?
なんと野性の藤の花が!
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100%天然の藤棚。
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藤の花の風情って、何かに似ている・・と思ったらあれですね。
舞妓さんのかんざしの飾り。
桜とはまた違った意味で、和の情趣あふれる花です。
春日大社や万葉植物園の藤ももうじき見頃ですよ〜。
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by nara-chirindo | 2007-04-25 18:20 | 自然
世にコレクター、蒐集家と呼ばれる人達がいます。
女性より男性が多いように思います。
小学生ぐらいの小さな子だって、ものすごいコレクションを持っていたりしますよね。
キャラクターのカードだとか。
お金のかからないところではきれいな小石だとか。
私の兄も少年の頃、スーパーカー消しゴムやビールの王冠をせっせと集めていました。
きっと世代によっていろいろあるのでしょうね。

蒐集家魂に火をつけるポイントは、
1、何種類もある
2、しかし無限ではない
3、そしてその中にはめったに手に入らないものがある
というあたりにあるのでは、と私は推測するのですがいかがでしょう。

古本の世界でも、すごい方がいらっしゃいますよ。
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『せどり男爵数奇譚』(夏目書房版)
 梶山季之 1995年 ¥1000
 
 74年「オール讀物」に連載、桃源社より単行本化。本書は復刻版。
 不可思議な古書界の内幕を描いた小説。
 ”ビブリオマニア”(書物狂)たちの繰り広げる珍談・奇談の数々!

私なんかはとても及びもつきませんが、古本の魔力に取り憑かれた人々がコレクションのため東奔西走する姿、おもしろくやがて哀しく、興味深く読みました。

ふと漏らされた、著者の実感こもった述懐。
「書物とは、知識の泉であった。どんな本だって、一人の人間の精魂が傾けられている。それだから、貴重なのだ。」

そうだそうだ!
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by nara-chirindo | 2007-04-24 23:07 | 店主代理おすすめの一冊

ご報告、第2弾

d0105133_18235986.jpgえ〜本日、このブログを見に来てくださった方が1000人を超えました。

いつも見てくださる皆様、温かいコメントを寄せてくださる皆様、そっと見守っていてくださる皆様、たまたま来てくださった皆様、心からありがとうございます!

2月中旬にブログをスタートし、3月初旬に100人のご報告をさせていただいてから、順調な時期もあり、停滞気味の時期もありました。
反応がまったくゼロの日々が続くと、いったい私は誰に向けて何のためにこの文章を綴っているのか?などとめげたりもしたものです。
でも、誰に強制されているわけでもないのに、なぜか毎日毎日こうしてパソコンに向かってしまいます。

例えば職業作家になれるほどの才能も根性もないけれども、文を綴ることにはこだわりもあるし何の苦にもならない私のようなものにとって。

自分の思いを文章にして発信する場があること。
それを読んでくれる人がいるということ。

これはもう僥倖と言って良いのでは・・?
ありがたき幸せ、です。本当に。

ちなみに1000人目は、今日の午前11時半頃に見に来てくださった方です。
心当たりのある方、いらっしゃいますか?
名乗り出てくださって、かつ私が店番の時にご来店くだされば、ほんの心ばかりのサービスをさせていただきますよ。
あ、店主に無断でこんなこと言っていいんかな??
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by nara-chirindo | 2007-04-23 20:21 | 智林堂にて

河瀬直美応援団

今日は、『日本映画史』全4冊という大物が売れました。
映画の好きな方なのでしょうね。
しばらく迷っていらっしゃいましたが、えぇい!と。
ありがとうございます。

私自身は、あまり映画にはハマることなく今まできてしまいました。
とても魅力的なものが潜んでいそうな世界だとは思うのですが。
映画館に行ったことも数えるほどしかないです。
最後に行ってから、もう10年。
あれは河瀬直美さんの『萌の朱雀』でした。
詳細は覚えていません。
ただ、夏の野山の鮮やかな緑と、登場人物達が決して過剰な演技をせずナチュラルであったこと、いいもん観たわと感じたこと、そんな印象だけは残っています。

その後の『火垂』や『沙羅双樹』はビデオで観ました。
河瀬直美さんは高校の先輩でもあるし、映画は奈良町などの良く知っている場所ばかり出て来るし、一方的ながら特別な親しみを感じます。
きっと奈良には、同じように感じている方がたくさんいらっしゃることでしょう。
あちこちで、彼女を応援する声を耳にします。

最新作『殯の森』、もうすぐ公開ですね。
10年ぶりに映画館で観てみようかな。
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by nara-chirindo | 2007-04-22 17:07 | 智林堂にて

休日のお楽しみ

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昨夕、封を開けた赤ワインが少し残ったので、念願のフルーツワインを作ってみました。
呑み残すなんて珍しいって?
1、5リットルサイズでしたのでね。さすがにね。

いちご、バナナ、レモン、オレンジ。
いろんな果物を適当に入れて、蜂蜜少々を加え、冷蔵庫へ。
本当は一日ぐらい置くのでしょうか?
そのあたりは聞き漏らしたので、2時間でもう呑んじゃいます。

何とも言えない風味がありますね〜。
いや文字通り、これは何の味だと指摘できない味がするのです。
単に欲張っていろいろ入れすぎただけ・・?
蜂蜜をもっと増やせば、これは完全にジュース化することでしょう。
アルコール度だけは高いさわやかジュースに。

口当たり良く、呑みやすいのはたしか。
休日の昼下がりに軽く一杯、なんて時にいいかも。

というわけで。
休日の今日、読みかけの図書館本とフルーツワインを楽しむ私。
極楽極楽。

明日は店番、頑張りますよ〜。
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by nara-chirindo | 2007-04-21 16:44 | お酒