古都奈良の古本屋 智林堂書店のブログです。店主代理が綴る、本と人との一期一会な日々♪      近鉄奈良駅から徒歩5分ほど、もちいどの商店街内。不定休。11時から18時半頃。0742-24-2544


by nara-chirindo
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無用の長物

陽射しがきつい!
でもムシムシジメジメ感がなくて、からりとした夏日でした。
朝と晩は涼しいし、これならまだしのげます。
今年は猛暑って話はどうなったんでしょうかね。

店番中も今日はひんやりするぐらいでした。
風が全然通らないので暑くてたまらない日もあるんですよ。
お客さんも汗をふきふき、あまりの暑さにゆっくり本も選んでられんわいと、長居していただけないほどに。

一応エアコンはあるんですけど、今こんな状態でして。。。
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さあどこに隠れているでしょう。
半分も見えていません。
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これを強制運転したならば、いったいどんなことになるのか。

私自身はエアコンの風がどうも苦手な体質なので、この状態に不満はないのですが。
涼を求めて入ってこられるお客さんには申し訳ないです。
どうぞ扇子やうちわや汗ふきタオルなどなどご持参のうえ、真夏日でもじっくり長居していってくださいね。
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by nara-chirindo | 2007-07-31 20:39 | 智林堂にて

河合隼雄氏を悼む

今月19日、河合隼雄氏が亡くなられました。
日本のユング心理学第一人者で、文化庁長官も務められていました。
冗談好きでいつもオヤジギャグの連発。
失礼ながら、少々うさんくさい印象でもありました。
あまりにたくさん出版されている著作も、かえって俗人的に思えたり。

でもそれは、実は狙いだったのかもしれません。
とっつきにくく、怪しげで怖そうなイメージまである心理学。
それをごく一般的なものとして、身近に引き寄せて広めてみせたのは河合氏が最初だったのでは。
著作もわかりやすく読みやすく書かれたものが多いです。

今のところ、智林堂書店にはこの9冊が。

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おすすめは対談集の『こころの声を聴く』です。

語り合った相手は、山田太一/安部公房/谷川俊太郎/白州正子/沢村貞子/遠藤周作/多田富雄/富岡多恵子/村上春樹/毛利子来。

面白おかしく話をしているようでいて、そこはカウンセラーならでは。
皆、ずいぶん心を開いているなと思います。
どの章でも必ずひとつ以上、こちらの心に響いてくる言葉なりエピソードが語られていて。
さすが、話を聞くプロ。

何にせよ、ひとつの道を極めた人というのはやっぱり語るべきことを持っているものなのですね。
そういう人同士の対談ですから。
ずるいぐらいに、面白いですよ。
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by nara-chirindo | 2007-07-30 16:57 | 店主代理おすすめの一冊

福の神

1週間ぶりの店番。
日曜日にしてはあまり売れ行きの伸びない日でした。
やっぱり暑いからでしょうか。。。

あれ、このペースではいつもの10分の1・・?
ヘタするとそれ以下かも??
と心配になってきた頃に。
救世主のごとくあらわれてくださったのがナラランさんでした。
プロ並みのきれいな写真と親しみやすい文章で、奈良のおいしいお店、こだわりのお店をたくさんたくさん紹介されているブロガーさんです。
お会いするのは初めてなのに、お店に入ってこられた瞬間に「あ、この方ナラランさん♪」とわかってしまうのが不思議。

お話ししているうち、何がどう呼び水となったものか。
お客さんの姿がひとりまたひとりと増えてきて、その後はすっかりいつものペースを取り戻したのでした。
本日の福の神は、ナラランさんご夫妻に決定!

いや冗談抜きで、そういうお客さんはいらっしゃるんですよ〜。
よそのお店でもその真価を発揮していらっしゃるかもしれません。

そんなナラランさんのおすすめのお店を知りたいお方は、ぜひ一度「奈良スロー日和」をご覧になってみてください。
お出掛けする時の参考になること、間違いなし。

・・って勝手にこんな宣伝しちゃっていいのかな。
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by nara-chirindo | 2007-07-29 20:38 | 智林堂にて

乱歩力

7/24のコメント欄にて、ミステリにお詳しいmonstreさんから教えていただきました。
今日7/28は江戸川乱歩と山田風太郎の命日なのだそうです。
師弟関係(と言っていいんですか?)で同じ日にとは奇しくも、ですね。
山田風太郎については、またいずれかの機会に。
乱歩には私、結構思い入れがあるんですよ。
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いま手元にあるのはこれだけになってしまいましたが。。。

私にとっての乱歩作品ベスト1は「心理試験」です。
裏の裏をかき、またその裏をかかれる頭脳戦の鮮やかさ。
初めて読んだのは小学校高学年の頃だったでしょうか。
この作品で「心理」という言葉を知ったのだったと思います。
そこから私は犯罪心理や異常心理に興味を惹かれるようになり、長じて大学で心理学を専攻するに至ったのでした。
実際に学んでみて、失望する点も多々ありましたけどね。
乱歩に、ではなくて心理学という学問に、です。
それはまあ置いとくとして。

小学生読者にそこまでの影響を与えるとは・・。
乱歩、おそるべし!
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by nara-chirindo | 2007-07-28 20:56 | 私物本
今日は満月アンティークさんの野菜市へ!
古い長屋の軒をくぐり、路地を抜けるともう結構なお客さんの姿が。
自然な環境で育てられた、元気な元気な夏野菜たちが所狭しと並べられています。
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量り売り。
好きな数だけ買うことができるというのが、エコ心をくすぐります。
無駄がないですもんね。
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このキュウリのいぼいぼが。
このトマトのつやつやが。
超のつく新鮮野菜のあかし。

この野菜市、いつも開かれているわけではないようです。
本業は、お店の名の通りアンティーク屋さん。
私はその世界には全然くわしくないのですが、それでもうっとりするような商品の数々。
長屋をご自分達の手で大改装されたという和空間に、外国の古くて美しいものが違和感なく収まっていて見事ですよ。

市内循環通り沿い。
破石町と高畑町バス停の中間あたり、喫茶みりあむさんや雑貨DEAR DEERさんの並びです。
まんまるな電灯を目印にどうぞ♪
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by nara-chirindo | 2007-07-27 16:25 | 奈良

夏の午睡

かんかん照りだったはすがあっという間に暗くなり、そろそろ来るぞと思っていたら。
やっぱり降りました。
そうそう。夏の夕方には、にわか雨がつきものなんだった。
身体が夏の記憶を取り戻しつつあります。

夏は苦手なのだけれど、どうせ夏なら夏らしい方があきらめがつく。
じわじわとにじむ汗に、否応なく夏の始まりを実感させられました。

それでもひと雨降った後は、涼しい風も吹いてきて。
息をひそめていたセミ達も勢いを取り戻して。

閉め切っていた窓を開け放して、さ、ビール片手に本の続き続き。
そのうち本は伏せられて、ちょっとだけと目を閉じれば普段の寝付きの悪さはどこへやら。
目が覚めても明るいので安心してゴロゴロしていたら、1時間勘違いしていたらしくてあせったけれども。

夏には夏の良さも、あるのかな。
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by nara-chirindo | 2007-07-26 20:27 | 我が家

本好きのルーツ

母の主張。
「あんたがそんなに本が好きなんは、ちっちゃい頃に毎晩せっせと絵本の読み聞かせをしてあげたからやで。感謝しいや」

真偽のほどはともかくとして、その頃好きだった絵本のことはおぼえています。

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他にも見れば懐かしく思い出すものがあるのでしょうが、特に印象深いのはこのあたり。
かこさとしさんの、ぎっしりと描かれた絵が好きでした。
ひとつひとつ解説させられる母は大変だったかも。

『葉っぱのフレディ』とか『あらしのよるに』とか、時々おとなの間でも絵本がブームになること、ありますよね。
私はもはや純粋な心を失ってしまったんでしょう、本気で絵本に感動するということはもうないです。

絵本は、子供達のものだと思います。
絵本を愛するおとなの方からは反論があるかもしれませんけれど。
あくまで私の個人的な思いですので。

絵本は、子供達のもの。
だからこそ、絵本にどっぷり浸りきった子供時代を送ることのできた私は幸せでした。
母のやや押し付けがましい物言いも、感謝して受け入れるべきかな。

これからの子供達にも、たくさんたくさんの絵本との出逢いがあることを願ってやみません。
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by nara-chirindo | 2007-07-25 20:15 | 私物本

80年目の河童忌に

いきなりの、あからさまな夏本番の暑さ。
急にこう天気がすすむと身体がついていきません。
出掛けた先では寒いほどに冷房が効いているし、あまりに極端で身体に良いとは思えないですね。

さて、7月24日の今日は河童忌です。
芥川龍之介が「唯ぼんやりした不安」を抱え、35歳の若さで自らの命を断った日。
親しかった内田百閒は、あまりに暑かったからでは、と言ったそうです。
それも一因ではあったのかも。
その前日の最高気温は36度であったとか。
ひどい暑さです。

気候が人の精神状態に影響をおよぼす。
あり得ない話ではない気がします。
かんかん照りとキンキン冷房のダブル攻勢にさらされていると、ついついボ〜ッとしてやる気が失せてくるのを感じます。

私はやっぱり、清冽で身のひきしまる秋が好きだわ。。。

なんて現実逃避しても夏はまだまだこれから、ですね。
やる気ださねば!
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by nara-chirindo | 2007-07-24 20:33 |

情熱の果実

久々に、夏らしい陽射しが戻ってきた日。
そんな日にふさわしい名前の果物をいただきました。
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私、実物を見たのは初めてかも。
パッションフルーツですって。
なんと種子島産。
持ってみると軽いので驚きます。
匂いは、なぜか懐かしいようなよく知っているような純和風の香りが・・
そうそう、枇杷に似てるんです。

おいしそうっ!!とはりきって、包丁でまっぷたつに。

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・・・・・。
なにこれ・・?
どこをどうやって食べるもの?

ネットで調べたら、回りについている黄色っぽいところごと種を食べるんだそうで。
ただし、充分熟して果実の皮がしわしわになるくらいまで待つべきだったようで。

もう遅い。
切ってしまいました。
おそるおそる食べてみたら。
すっぱい。
種もじゃりじゃりと固い。。。

もったいないことをしてしまいました。
皆様、パッションフルーツはしわしわになってからですよ〜!
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by nara-chirindo | 2007-07-23 21:22 | 我が家

忍ぶれど・・・

湿気の多い日でした。
夏休みに入ったというのにパッとしない天気が続いて、子供達には気の毒なことですね。

さて今日はこのはな文庫さんがご来店くださいました。
猫を愛し、短歌も詠まれる奈良の同業者さんで、このブログを始めた時に一番最初にリンクをお願いした方です。

何度かご来店いただいたこともあり、コメント欄ではたびたびやりとりしていたものの、私が直接お会いするのは初めてです。
なぜか初めてだという気がしませんでしたけれど。

改めて思うに、文章とはやっぱり人をあらわすものなのですね。
文章のやりとりを重ねていると、なんとなくその人の人物像が伝わってくるんです。
端正な文、キレのある文、温かみのある文、ユーモアあふれる文。
文体はいろいろ。
でも必ず何かひとつ、その人ならではのものが感じられます。
そして実際にその人にお会いした時、文章から感じ取っていた印象が大きく外れることというのはまずないですね。
このはな文庫さんもかねてから思っていた通り、おおらかで、かつ鋭い、素敵な方でした。

まだブログ上だけのおつきあいの方も、たくさん。
たぶんこんな方だろうなあと想像をふくらませています。
これからお会いできる機会もあろうと思えばワクワクします。
頃合いよし、と思っていただけたなら、どうぞお声をかけてくださいね。
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by nara-chirindo | 2007-07-22 19:55 | 智林堂にて