古都奈良の古本屋 智林堂書店のブログです。店主代理が綴る、本と人との一期一会な日々♪      近鉄奈良駅から徒歩5分ほど、もちいどの商店街内。不定休。11時から18時半頃。0742-24-2544


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秋雨の日に

冷たい小雨が降りしきるのも気にせず、仲睦まじい鹿の親子。
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カメラを向けると迷惑そうに去ってゆきました。
邪魔してごめんよ。。。

さて今日もまた、涼しいというより寒いぐらいの一日。
店番中もついこないだまで扇風機を切望していたのが嘘のようです。

ところで当店では、お買い上げいただいた本はビニール袋に入れてお渡ししています。
今日も1人目のお客さんにそうしようとしたところ、袋の口がうまく開かないんです。
あせっても指がつるつる滑るだけ。
秋冬は空気が乾燥して肌がサラッとしますよね。
そのせいで。
お客さんの目の前で指を舐めるわけにもいかず、しばらく机の下で悪戦苦闘しました。
前回火曜日の店番のときは全然そんなことなかったんですよ。
まだ湿気の多い夏の気候だったんでしょうね。

しょうもない話で恐縮ですが。
これもひとつの秋の実感かな、と。
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by nara-chirindo | 2007-09-30 20:34 | 智林堂にて

運動会応援歌

昨日まで暑いぐらいだったのに。
今日は長袖でも肌寒いぐらいの、冷たい雨が降りました。
この土日に運動会を予定しているところも多いでしょうに、こんな天候ではお気の毒なことです。

最近は運動会開催日も各校によってまちまちなようですね。
思いきって5月に、というところもあります。
私が子供の頃は、まだ10月10日体育の日が定番でした。
お昼のお弁当が親と一緒だったかどうかははっきりおぼえていないので、その問題をどうするのか議論されていた過渡期だったのかもしれません。
ただおぼえているのは、お弁当に添えられていた緑のみかんのすっぱさ。
でもそれって手作り料理でも何でもないわけで、ここぞとはりきっていた親からしたら、甲斐の無いこっちゃとがっかりされることでしょう。

我が家のごく近所には中学校があって、現在運動会の練習真っ盛りです。
何度も何度も繰り返しを求める、先生のマイクの声が聞こえてきます。
日に日に声がかれてきています。

先生も生徒も、どっちもがんばれ〜。
本番は秋晴れの爽やかなお天気になるといいね!
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by nara-chirindo | 2007-09-29 22:57 | 我が家

趣味談義

智林堂の趣味の本、第7弾!
映画関係の本がこれまた結構たくさんあるのです。
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皆様、映画はお好きですか?
私は実は全然くわしくないんです。。。

高校1年生の時、映画鑑賞が趣味だというクラスメートがいました。
彼女が自己紹介で「週に1度は観ます。1人で映画館に行ってます」と言うのを聞いて、おぉ、なんと大人なんだ〜と思ったものです。
私なんて小学生の頃に親と一緒に『南極物語』を観て以来でしたから。

まあでも、私がもし自己紹介で「趣味は読書です。週に3度は図書館に行ってます」と言ったならば、彼女もおぉ〜となったかもしれませんね。
彼女が本を読まない人だった場合は。

趣味とはそういうものだということでしょうか。

ひとりひとり、好きなことは違っていて。
好きだからこそどんどん極めていって。
同志が見つかったりすると嬉しくって。

自分が好きだからといって、無理に押し付けては煙たがられるし。
自分は興味が無いからといって、遠ざけてばかりではもったいないし。

趣味ってのもなかなか奥が深いですな。
何にせよ、私の趣味は◯◯です、と言い切れるもののあるということは、幸せなことなのかも。
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by nara-chirindo | 2007-09-28 22:18 | 智林堂にて

巨樹を守る

我が家にはクヌギの巨樹があります。
高さは電線をはるかに越え、20メートル以上。
樹齢はおそらく100年以上。
人の手で植えられたものではなく、このあたり一帯がまだ山だった頃に自然に芽生えて以来ずっと残ってきた樹なんだと思います。
夏にはたくさんのカブト・クワガタ、秋には立派なつやつやのどんぐり。
大きな木陰は涼しくて雨宿りもできて。
うちのシンボルツリーとして大事な存在です。

この樹が、ご近所との兼ね合いで伐採の危機を迎えたのです。
樹と同じぐらい長生きしてらっしゃるであろうお年寄りの口から、
「ばっさり伐ってしもたらよろしいねん」
なんて言葉を聞くと悲しかったです。
これほどの大樹を簡単に伐ってしまっていいものだとは、私にはどうしても思えませんでした。

しかしつっぱねて放置しておける状況ではなくなって、それでも暗に求められているように根元から伐採するしかないとは信じがたくて。
何軒も何軒も専門家にあたり、やっと見つけた生駒の植木屋さん。

「こんな大きな樹をばっさりいったらバチが当たります」
見積もりの時にそう言ってくれたのを聞いて、ああ、ここにお願いしようと決めました。

樹形が変わらないようにしてほしい、というこちらの願いをわかっていただいて、下の部分だけを伐り落とし、上の方はうまく枝打ちして風が通り抜けるようにしてもらいました。

ご近所にも納得していただき一件落着。

自然のもとで、こちらが暮らさせてもらっているのだから。
人間の都合で自然のものをどうこうしようなんて・・!

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by nara-chirindo | 2007-09-27 22:31 | 自然

おすすめ本『闘病術』

店主がまたもや、面白そうな本を仕入れてまいりました。
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『闘病術』 小酒井不木(こさかいふぼく)著 昭和2年 ¥1000 

小酒井不木は医学博士であり、医療に関する著作多数。
と同時に、日本探偵小説・推理小説作家の草分け的存在。
探偵小説の黎明期にあって後進達を育成、その中には若き江戸川乱歩も。
将来に不安を感じる乱歩に、探偵小説だけで生計を立てるようアドバイスしたそうな。

本書は自らの肺結核闘病経験を語ったもの。
「病に打克った人々」という項目では正岡子規を取り上げるなど、文学的側面もあり。

ただの医学書なら、そんなに惹かれる要素はないんです。
著者が2つの顔を持っていたというところがミソ。
ミステリファンの心をくすぐりそうな経歴じゃないでしょうか。
もし彼の存在が無かったら、今のミステリ界も無かったかも?

大正15年の初版本ではないことと、箱や表紙がヤケていることもあってお値段は1000円です。
コチョコチョッとくすぐられてしまったそこのあなた、いかがです?
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by nara-chirindo | 2007-09-26 22:24 | 店主代理おすすめの一冊

クラシカルな奈良の夜

中秋の名月の今夜は、釆女祭りの日。
クライマックスの時間帯には出かけられなかったので、昼間の猿沢池の写真です。
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春日大社神職の方々が準備にあたっておられました。
みやびな儀式に、釆女さんの霊も慰められますように・・。

さて夕方に店番を終え、路地裏を図書館へ向かっていたところ。
お祭り関係者の休憩中だったのか、烏帽子に水干姿で談笑する若者2人組が前を歩いていたのです。
そこへ通りがかった観光客らしき外国人老夫婦の唖然としていたこと!
口があんぐり、でした。
きっと、日本ではあんなクラシカルな服装も日常着としてアリなのか?と衝撃を受けていたんでしょうね。
笑っちゃ悪いんだけれどちょっとおかしかったです。
後でお祭りを見て誤解が解けていればいいのですが。

去年の釆女祭りは確か曇り空で、満月は一瞬のぞいたかどうか、だったと思います。
今年は見事に晴れて冴え冴えときれいな月夜でした。
私のデジカメではうまく写らないお月さんの代わりにこちらを。
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老舗とらやの月見団子。
真っ白、まん丸じゃなくて「月にむら雲」なところが良いですね。
雅楽の音も響いて、風雅な奈良の夜でした。
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by nara-chirindo | 2007-09-25 22:55 | 奈良

おすすめ奈良本 雑誌編

d0105133_205387.jpg久々に雨も降り、ようやく秋の到来でしょうか。
秋といえば奈良観光。観光といえば「るるぶ」!
と、やや強引に展開してみました。

今日ご紹介するこちら、ただの「るるぶ」じゃございませんよ。
32年前、1975年のものです。
奈良・大和路徹底特集号。

秋ではなく春の4月号なのはご勘弁くださいまし。
「るるぶ」がいつから発行されているのかということは調査不足で判明しませんでした。
こんなに以前からあったのですね〜。
今でこそ観光情報誌はたくさんありますが、もしや元祖は「るるぶ」??

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お店紹介の記事です。
「志津香」の釜飯定食が400円だったり。
「蔵」を取り仕切るのは「若き女主人(今の大将のお母様?)」だったりと、時代の流れを感じさせます。
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ファッションやメイクもなんというか、かなり違和感が・・。

奈良の土地っ子の声を載せるコーナーもあります。
これがまた、あまりいいことを言っていないんですよ。
ぬるま湯につかってるみたいな所だとか、かっこいい人はいないだとか。
ならまちブームがあって奈良観光がやや見直されるようになるより前のことですから、土地の人達もあまり熱心に奈良を語ろうとはしていない感じかも。
今はだいぶ観光地としての自意識(なんて私がいうと偉そうですが・・)が変わりましたよね。

他にも山下洋輔の旅エッセイがあったり、広告のページも面白いですよ。
保存状態が良くないので500円にしております。
32年前の奈良に興味を持たれた方はお早めにどうそ。

人間のファッションには流行があって激変するものだけれど、寺社仏閣や自然の風景は30年やそこらではそうそう移ろわないということも教えてくれます。
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by nara-chirindo | 2007-09-24 22:02 | 店主代理おすすめの一冊

先輩と選ぶ秋の古書

おかげ様で、今日の智林堂は大盛況でした。
読書の秋というフレーズも、まんざら言葉だけのものじゃないということでしょうか。
それとも、奈良全体が観光シーズンを迎えて活気づいているのか。。。
いずれにしてもありがたいことです。

お客さんの大波が、何度か寄せては返し寄せては返し。
その中に、5、6人連れでご来店の学生さん達がいらっしゃいました。
皆さん同じぐらいの歳に見えましたが、
「◯◯さん、この本見てください」
「あんな本もありますよ」
という会話からすると先輩後輩なのでしょうね。
そういえば学生の頃って、1歳2歳の違いでも絶対のものだったなぁ・・なんて追憶に浸らせていただきました。

特に中学生の部活は厳格だったっけ。
高校生になるとだいぶ親しく話せるようになって。
大学生ではほとんど友人いっていいぐらいの先輩もいて。
それでも1歳でも年上だと決してタメ口はきけないものでした。

今日の学生さん達は、言葉こそ敬語でしたがみんなとても仲が良さそうで微笑ましかったです。
楽しく本選びをしていただけて、何よりでした。
またぜひお揃いでご来店を。
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by nara-chirindo | 2007-09-23 20:30 | 智林堂にて

奈良にうまいものあり

先日ひさびさの(と、ココを強調・・)ランチ会がありまして。
奈良の食材を使ったタイ料理のお店「RAHOTSU」さんへ。
今までなんとなく機会を逃していて、近所なのに初めてです。
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奈良ホテルの近くです。
この赤い看板が目印。
広めの交差点の角あたりにあるので、信号待ちの時なんかに目にされたことのある方も多いのでは。
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いかにもタイ風というか、ちょっとコテコテゴテゴテしているのでは、というイメージを持っていたのですが、そんなことありませんでした。
すっきり、かつ温かみのある店内。

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お料理も辛すぎることなく。
奈良とタイとがうまい具合にマッチしています。
蓮の花の箸置きがステキ。

そしてこちらがうわさの・・。
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「奈良のうまいもの」プロジェクトメニュー。
黒米カレーです。
甘めで、色々な材料がとけ込んだ複雑な味わい。

「奈良にうまいもんなし」。
この言葉、奈良の人間としてはくやしいんですよね〜。
かつては確かにそうだったのかもしれないけれど、今はたくさんお店もできてありきたりじゃない個性的な料理が食べられますよね。

まずは私達奈良の者からそういうお店を制覇して、どんどん外へ宣伝していかねば!
って、これは別に連日の食べ歩きの言い訳をしてるわけではないのです。
ええ、決して。。。
奈良のおいしいお店はまだまだありますよ♪
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by nara-chirindo | 2007-09-22 22:32 | 奈良

奈良本、番外編

いや番外編というより、むしろ正統派というべきか。
今回は奈良のまじめな研究書を集めてみました。
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『奈良市史』『奈良女子大学六十年史』『奈良縣教育八十年史』
などなど。。。
こういう本も置いてあるのです。
正直なところ、全部に目を通したとは・・。
言えませんです。はい。
まじめな研究者さんの手に渡って役立てていただれば何よりです。はい。
興味をひかれるページだけぱらぱらっと拾い読みしてみるというのも、それはそれで面白いですしね。
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意外と、箱から出してみればこんなかわいらしい表紙の物もありますよ。
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by nara-chirindo | 2007-09-21 22:20 | 奈良本