古都奈良の古本屋 智林堂書店のブログです。店主代理が綴る、本と人との一期一会な日々♪      近鉄奈良駅から徒歩5分ほど、もちいどの商店街内。不定休。11時から18時半頃。0742-24-2544


by nara-chirindo
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乙女の奈良カフェ

町家を改装した奈良町カフェといえば、まずはカナカナ。
お次はよつばカフェなんかも、もう結構長いんじゃないでしょうか。
5年ぶりに行ってきました。

初めての人は迷わずにはたどりつけないぐらい、細い路地沿いです。
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十輪院門前の道を東へ。控えめな看板を目印に曲がってしばらく行くと。
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本当に町家そのものの古い古い一軒家。築80年だそうな。
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よく見ると、紙ナフキンに猫パンチが。
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乙女心をくすぐるチーズケーキいろいろ、雑貨もいろいろ。
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このぐらいの広さの坪庭、いいなあ。
縁側に腰をかけて、いつまでもぼ〜っと眺めていたい。。。

隣のテーブルのお客さんが、携帯電話やらタバコやら忘れたまま帰りそうになったので慌てて声をかけました。
「いや〜、自分ちに帰ってきたみたいにくつろいどったから、ポケットの中のもん全部無意識に出してたわ〜」ですって。
たしかに、そういうところです。

奈良時間の流れるノスタルジックなカフェ。
県外から友人が遊びにきた時なんかに連れて行ってあげると、喜んでもらえると思いますよ♪
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by nara-chirindo | 2008-04-30 23:09 | 奈良

観光シーズン到来の奈良

今日の店番終了後は、いつもと反対方向へ。
目指すは興福寺です。
国宝の北円堂が春期特別開扉中。(5/6まで)
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普段は全然ひと気がなくて、南円堂あたりに比べると寂しいようなところです。
今日はさすがに混み合っていました。
私は子供の頃、ここは古くなったから、閉鎖されてもう使われていないお寺なのかな〜なんて思っていました。
こんなにすごい場所だったとは。
肖像彫刻の最高傑作と称される、無著・世親菩薩像も見られますよ。
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新緑に映え、風の吹き抜ける美しいお堂でした。

お次に、これまた国宝の三重塔前を通りかかったら。
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通用門が開いていて、おじさんが地面に向けてなにやら薬剤散布中。
聞いてみたら、除草剤ですって。
そうか〜。お寺の玉砂利に雑草がぼうぼう、なんてのを見かけないのはこういうことか。

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さてここまで来たならついでに南円堂。
右近の橘、花が咲きかけています。
左近の藤はちょうど見頃。
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振り返れば五重塔。
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この時期、このあたりは観光客がわんさかだから。
鹿せんべいはもういらないらしい。
「食べないじゃん!」と残念がる声。
シーズンオフにどうぞ再チャレンジしてください。
えらい目に遭いますのでお気をつけて。。。
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by nara-chirindo | 2008-04-29 22:30 | 奈良

新ジャンル

ちょっと変わったものが入荷しておりますよ。
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江戸時代に流通していた米切手。
慶応元年と書いてあります。
しかも、十市郡香久山村(現橿原市)ですから、奈良ものですね。

そして古いお札もいくつか。
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一円札です。
武内大臣って、誰??と思い、調べてみました。
成務、仲哀、応神、仁徳と4代の天皇につかえ、300年生きたといわれる日本最初の大臣(おおおみ)ですって。
神話上の人物だったのですね〜。
ちなみに一円札は新円切換えの対象にならなかったため、今でもちゃんと一円として使えるんだそうですよ。

お札にまつわる思い出話、結構ジェネレーションギャップがあったりしますね。
私が小学生の頃、500円玉が衝撃デビューしました。
しばらくは500円札と両方使われていたけど、今はもうさすがに見かけませんねえ。
サイズがちょっとだけこぶりだったような記憶が。
逆にちょっと大きめでピカピカの500円玉が最初は珍しくて、大事にしていたものです。
今でも500円玉がたくさん集まると、なんとなく嬉しいんです。
100均なんかで売っている500円玉貯金箱って、もしかして私と同世代の人のアイデアなのかも?
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by nara-chirindo | 2008-04-28 23:07 | 智林堂にて

ならまちのオアシス

店番を終えて、ふらりと立ち寄りたい場所がまたひとつ。
たーさんのお店。
元興寺の真向かいの酒屋さんです。
これぞ元祖オープンカフェ。
店先の縁台で、仕事帰りのちょこっとビール、ちょこっとワイン。
最高ですわ。
瓶のラムネやキリンレモンもありますよ。
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先日買って帰った、45歳以上限定の「ぬきおとし」。
これはすごいです。
日本酒にはかなり強い私ですが、これには参った。
寝てしまいましたもん。
大人の呑み方のできる人限定、というお酒です。

こちらは歴史あるお店なので、看板から何から面白いものがたくさん。
昭和のお宝の山です。
私が腰をおろしているところからして、こんな感じ。
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これは実は荷を運ぶトロッコで、家の奥まで60メートルのレールが続いているのです。
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年代物。
でも現役。シブい。

そうこうしている間にも、次々とひっきりなしに訪れる地元のかたや、ならまち観光の家族連れ。
入りやすいお店なのです。
そして、気持ちよく帰れるお店でもあります。
たーさんやご家族の皆さんが、とても温かく接してくださるから。
おもてなしの心、ここにあり。
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最後に、看板犬ごえもんくん、他店の看板娘に気を許すの図。
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by nara-chirindo | 2008-04-27 22:07 | 奈良

いきすぎ気質

あまりの晴天、あまりの陽気に。
朝から大物の洗濯を繰り返し、窓の汚れが目に留まれば窓を磨き、庭の雑草を見つけては引っこ抜き。
こういう仕事って、やりがいがあって時間を忘れるんですよね。
気がつけば興福寺の正午の鐘がゴ〜ン。。。
もうお昼かと思いながらも、やり始めたことは徹底的にやってしまわないと気がすまないってもんですよ。
なんだかんだで、数時間ずっと太陽を浴びていました。

で、軽く、軽くですよ、日射病かも?という症状が。
何ともいえない全身疲労と、鈍い頭痛。
午後からはぐったりです。
我ながらなにやってんだか。

思い立ったら後先考えず、とにかくやらずにはいられない。
はい。そんな私は、まぎれもなくB型でございます。
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by nara-chirindo | 2008-04-26 22:26 | 我が家

春のステップ

奈良の県花は「奈良八重桜(ナラノヤエザクラ)」。
「奈良に咲く八重桜」を意味するのではなくて、こういう名前のひとつの品種のことだそうです。
ほとんどの桜が終わりかけたこの時期に、ようやく咲き始めます。
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八重にしてはボリューム控えめな咲き具合といい、うっすらピンクの色合いといい、とても上品な花です。
県庁東交差点の北東の角周辺、かつて雲井坂と呼ばれたあたりに、何本かありました。(情報提供は酒仙堂さん。ありがとうございます)

こちらは県庁の道路をはさんで南側。
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ナラノヤエザクラではないですが。
初夏のような陽射しを浴びながら、盛んに散りしきる桜。
花びらを食べる鹿。

そろそろ、桜状況に一喜一憂した季節も終わりでしょうか。
春は次の段階に進みつつあるようです。

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そして、新人君があちらこちらでデビューする時期でもあり。
先輩を乗せて最後の研修。
ダメ出しの嵐。
がんばれ〜!
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by nara-chirindo | 2008-04-25 23:12 | 奈良

おすすめ本 會津八一編

奈良を愛した文人、會津八一。
その著作は根強い人気があります。
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今はわりと揃っていますが、すぐに売れてしまう可能性大です。
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きわめつけの全集。これはまあ、なかなか動きませんけれどね。

数ある奈良歌の中で、私の一番好きな歌。

 やまとぢ の るり の みそら に たつ くも は
 いづれ の てら の うへ に か も あらむ

會津八一は北国に生まれ灰色の曇天を眺めて育ったので、「関西の天空の晴朗なるに感嘆する傾向あり」と自註に書いています。
個々のお寺や仏を詠んだ歌とはまた違って、奈良そのものに対する憧れが感じられるようで、なんだか嬉しくなるのです。
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空に向けてカメラを構える時、ふと「るり の みそら」って例えばこんな空のことかな、と思ったりもするのです。
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by nara-chirindo | 2008-04-24 23:21 | 店主代理おすすめの一冊

犬だって

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高円山ふもとにて、無造作に落ちているタケノコ発見。
大興奮。
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残念、皮だけでした。
中身を食べたのは鹿か猪か。
土地柄、猿という可能性もあるな。。。
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どうぞ、心ゆくまで。
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残りは家にもって帰る、と言ってきかない。
犬だって、犬だって、旬の味・・!
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by nara-chirindo | 2008-04-23 22:43 | 我が家

歴史に目覚める

今日は高校時代の友人が初来店。
GW中に遠方の知人が奈良へ遊びにくるため、ガイドに役立つ本を探しているそうな。
「こんだけ奈良に住んでるのに、いざ案内しようと思ったら奈良のこと全然知らないんよね」って、うん。わかるわかる。
私も奈良検定の勉強を始めるまでは、基本のきも知らなかったですもん。
そもそも東大寺とは?とかそういうことを。
身近すぎて・・ってのは言い訳にすぎないですね、はい。
ま、要は興味がなかった、と。
もったいないことしていたなぁ。

そういえば彼女。
松永久秀が奈良に築城し、のち織田信長に破壊し尽くされたという因縁の多聞城跡にある中学校の出身なのです。
怪談話がたんまりと伝わっていたそうです。
そんな形で、歴史は今も生きていると言えるわけで。

知識としてというわけではなく、ただ実感として、奈良の今までを知っておきたいなと最近は思うようになりました。
ま、要は興味がでてきた、と。
遅い目覚めですね☆
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by nara-chirindo | 2008-04-22 23:09 | 智林堂にて

はじめての

新公会堂の北隣、公園館。
正確には奈良公園シルクロード交流館ですか。
そのさらに北側に、こんな桜スポットがあるとは。
まったく知りませんでした。
yasounaraさん、ありがとうございます。
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名札がついているのがいいですね。
そうでなかったら、あぁ八重桜がいっぱいだわ〜で終わっちゃうところです。
幹の金網は鹿よけでしょうね。
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「松月」「開山」「菊桜」。。。
名を知ってみれば、ひとつひとつちゃんと違って見えてきます。

ただ、なぜか札のついていない樹もあり。
もどかしいです。
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枝に群がるように咲いていた、名無しのきれいさん。
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こちらも名無し。
この時期にまだこんなつぼみだなんて、どういう種類の桜なのか知りたいのにな〜。

奥にひっそりとした階段があったので、のぼってみて驚きました。
そこには殉職警官の慰霊碑が。
一般にはほとんど知られていないと思うんです。
まあガイドブックに載せるようなことじゃないですしね。
そういえば、大仏殿参道をちょっと横にそれたところにも、鉄道関係者の慰霊碑があるんです。
観光客で大賑わいの参道が嘘のように、ひと気のない静かな場所でした。
あちらは紅葉がきれいだったし、こちらは種々の桜が咲き誇るところ。
遺族の方々の、ほんの少しでも慰めになるでしょうか。
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まだまだ、知らない場所も知らないこともいっぱいあります。
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by nara-chirindo | 2008-04-21 22:28 | 奈良