古都奈良の古本屋 智林堂書店のブログです。店主代理が綴る、本と人との一期一会な日々♪      近鉄奈良駅から徒歩5分ほど、もちいどの商店街内。不定休。11時から18時半頃。0742-24-2544


by nara-chirindo
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まだ、知らない奈良がありました。
東大寺二月堂の裏といいいましょうか奥といいましょうか。
誰も通らないような静かな一本道がありまして。
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坂を登りきり、また下りきったところに。
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「まんなおし地蔵」さん。
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商売繁盛や病気平癒を願って、横の土の中に小銭を埋めるのですって。
そしてかわりに、先人が埋めていった小銭をいただいてくるのですって。
まさに民間信仰。
ガイドブックには載らない、地元の人のためのお地蔵さん。

知る人ぞ知るこの場所を教えてくださったのは奈良の達人母娘さん
いつも貴重な情報をありがとうございます。
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古びた1円玉、大事にいただいてきましたよ。
私が願いをかけて埋めてきた小銭もいつかどなたかに拾われますように。
(え?ハンカチがかわいいって?? そうでしょう♪)

こんなあたりにまで民家が数軒あることに驚きながら、細い道をくだってゆくと二月堂の裏参道へ出ました。
なるほど、こうつながるか。
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高僧の住まわれる中性院。
格子のすきまから失礼。美しいしだれ梅が見えていました。

お水取り本行間近の二月堂には、寄進された竹が天高く。
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墨が垂れていたのでそっとさわってみると、まだ乾いていませんでした。
乱暴にさわらなくてよかった。。。
大勢の人の手を経て、おたいまつに使われるべく選ばれてここにある竹ですものね。

歩くほどに、奥深くなる奈良。
遠くまで出かけなくてもじゅうぶん面白い毎日。
さあ、明日はどこへいきましょうか。
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by nara-chirindo | 2009-02-27 22:18 | 奈良

ひろいもの

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日頃こういう姿を見慣れているせいか。
森の中にころりと落ちているのをひとめ見て、ピンときました。
「こ、これはまさかのアレだ!」
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つるんとして、ひんやりとして。
それなりに重みもあり。
カメオのような感じ。
おまもりにしよっと。
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by nara-chirindo | 2009-02-26 21:30 | 奈良

雨の古本屋

予想通り。
お客さんの途切れがちな一日でした。
雨の日は仕方ないか。

誰もいない時間帯には、ゆっくりじっくり棚を眺めてまわります。
いつでも出来そうでいて、なかなか出来ないこと。
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端から端まで眺めてみれば、つくづく、古本屋は面白いなあ。
おかたい本からやわらかい本まで。
こんなことを書いている本があるんや!?と手に取らずにはいられないような、聞いたこともないようなものまで棚にまぎれてます。
しかもそれがお手頃価格なわけで。
古本屋っていいなあ。
お客さん目線で、つい夢中に。

もちろん、そんなことをしてる余裕もないほど忙しいほうが店としては喜ばしいんですけどね。
あんまり暇な日ばかり続いちゃ、ね。
明日からのお天気が気になるところ。
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      「・・お母ちゃん、雨マークばっかしやわ」
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by nara-chirindo | 2009-02-24 21:52 | 智林堂にて

つかのまの

ひなたぼっこ。
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明日からはまた雨の日が続きそうですね。
古本の売れ行きにも影響あるかも。。。
雨と読書は相性いいのだけれど。
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by nara-chirindo | 2009-02-23 21:40 | 我が家

ずきずき

我が家からすぐそこ、毎日通る道に。
桜の巨樹がたくさんあるのですが。
大ショック。
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いきなり、ブツリブツリと伐採されてしまった。。。
道の両岸から伸びた枝が頭上で交差して、春にはそれはそれは見事な花のトンネルだったのに。
落ち葉の始末が大変だとか、電線にかかるだとか、そりゃ理由はあるのでしょうけど。
ブツ伐りですもの。
この伐り方には樹に対する愛情が感じられないですわ。
まだ木の粉が残る、痛々しく生々しい傷口。
なんの処置もされないまま。
樹が弱ってしまう。
「桜伐る馬鹿、梅伐らぬ馬鹿」という格言もあるのになあ。
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もう花芽もついて、後は春を待つばかりだったのになあ。

あぁ、胸が痛む。
ずきずき。
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by nara-chirindo | 2009-02-22 21:07 | 自然

本棚拝見♪

ブログをやっていてよかったなと思うことのひとつ。
自分1人では知り得なかった、多方面からの情報をいただけること。
monstreさん、ありがとうございました。
先日行ってまいりましたよ。
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フジケイ堂天理店。
昨年12月にオープンされたとのこと。
まだ整理途中の部分もあり、棚に余裕があります。
フジケイ堂名物・秘技横積み文庫!も、ごく控えめ。
いずれ出現するだろうとは思いますがね。
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吹き抜けの2階があるんですよ。
角地だから店全体が真四角じゃなくてやや変形なので、2階のスペースも面白い形をしていて、なんだかお店というよりよそのお宅にお邪魔して本棚を拝見しているよう。
楽しかったです。

フジケイ堂系列は、もともとけっこう好きな古本屋さんなんです。
時々びっくりするような本もあるし。
かといって気取りはなくて、見やすいですよね。
気兼ねなくゆっくりできる雰囲気はどの店舗も共通。

読みたくて読みたくてずっと探していた本も無事見つけることができ、ほくほくで帰りました。
その本についてはまた後日。。。

フジケイ堂天理店。
天理本通り商店街にあります。
駅側からすぐです。
ツボを押さえた品揃え、冊数豊富でなかなか面白いお店ですので、機会がありましたらぜひ。
オープン間もない今なら、掘り出し物のある可能性も大ですよ。
うちの店主がだいぶ買っちゃいましたけどね☆
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by nara-chirindo | 2009-02-21 21:37 | 智林堂にて

ねばる買い取り

昨日の買い取りは少々ハードでございました。
交渉が難航しましてね。
たまにこういうこともあります。
いざ手放すとなると惜しくなってためらいを見せる依頼主さん。
ねばる店主。
息詰まる攻防戦。
あんまり強引なやり方をしてこじれてはいけませんからね。
根気よく話し合いを重ねて、妥協もしあって、落としどころを探るわけです。
店主、幼少の頃はいわゆる「イラチ」でしたが。
大人になったんやのう、なんて場違いな感想をいだく私。

結局まとまるまでに3時間近くもかかりましたでしょうか。
そのかいあって、珍しいものを譲っていただいてきましたよ。
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水上勉『男色』生原稿24枚!
雑誌連載の第3回分にあたります。
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ぐちゃぐちゃと直してありますね。
推敲の様子がよくわかります。
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単行本もちゃんとありますよ。
読み比べると面白いです。

もうひとつ水上勉。
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『五番町夕霧楼』200部限定特装本。
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176番ですって。
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函のウラにまで絵が。
凝った作りです。

そして俳句関係の直筆短冊、色紙いろいろ。
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永田耕衣、鈴木六林男、三橋敏雄などなど。

今回の依頼主さんはご自身も俳人であり、俳句誌の編集のお仕事を長くされていて、賞の審査員をされたこともおありなのです。
色紙は受賞者が進呈してくれたり、俳句仲間同士でやりとりしあったり。
なるほど、そういうかたのところに集ってくるものなのですねえ。
あるところにはあるもんですね。

智林堂、奈良の古本屋の中では短歌・俳句関係に強いという自負があります。
うちにお声をかけてくださって大正解!
・・と言えるよう、大事に取り扱いさせていただきます。
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by nara-chirindo | 2009-02-19 23:29 | 智林堂にて
奈良乙女'S、再結集の日。
奈良倶楽部さんにお誘いいただき、大変貴重な体験をしてまいりました。
貴重すぎて怒濤の大量写真になってしまいそうですが、よろしくおつきあいくださいませ。

「フトルミン」という飲み物をご存知でしょうか。
ネーミングがすばらしいですね。
大正期から昭和50年代まで製造販売されていた、乳酸菌飲料。
その工場跡があるのですよ。
ほぼ当時の姿のままで。
一般公開されているわけではないので、場所はちょっとぼやけさせていただきます。
だいたい東大寺のあたり、ということで。(広っ)

私はおまけで連れて行っていただいたようなもので、今回のメインゲストはたーさんのお母様。
幼稚園児の頃にフトルミンを飲んだことがおありなのだそうです。

ではでは奈良乙女4人が揃ったところで、お邪魔いたしま〜す。
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案内してくださるのはご当主Kさん。
おじい様の代まで操業されていたとのこと。
まずは研究室へ。
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ラベルや宣伝文なども鮮明に残されています。
フトルミン、おならの臭い人におすすめだそうですよ。
腸内環境を整えてくれるのですね。

では工場内探索へ。
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窓から差し込む光がなんとも優しい。
木造の古い校舎のような雰囲気もある、広い広い空間。
その中で、今は静かに眠りにつくかつて最先端だった機械たち。

と、ノスタルジックな方面にひたる奈良倶楽部さんと私。
しかしたーさんは違った!
たーさん、機械ものが好きなんですね。大好きなんですね。
あの配線は、あの構造は、と瞳がきらり。
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どでかい動力元に夢中。
ふらふらと吸い寄せられてゆく理系少年たーさん。
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でも梯子は苦手。
「きゃ〜☆」と乙女に(一瞬)戻るたーさん。。。
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どうも、お母様もお好きみたいですね。
血は争えぬ・・?
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通路に出ると雪が舞っていました。
寒さも忘れていた1時間。
当主ご夫妻のご好意に甘えさせていただいて、じゅうぶん満喫いたしました。
Kさん、奥さま、ありがとうございました。
お声をかけてくださった奈良倶楽部さん、ありがとうございました。
そしてたーさん。
頭の回転のはやいお人やとは前々から思っておりましたが。
博識で、物の見方が鋭い。
今日は惚れ直しました。
貴重なお話をしてくださったお母様にもよろしくお伝えくださいませ。

そんなこんなで、充実の楽しい一日。
さあ明日は朝から買い取り業務です。
仕事しよ仕事!
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by nara-chirindo | 2009-02-17 21:57 | 奈良

楽しいお出かけ その1

お出かけ強化週間のはじまりはじまり〜。
今週はどうしたわけか、予定がびっっっしりと詰まっているのです。
半分はお遊び、半分は仕事。
今日は第1弾。
薬師寺の塔が眺められるカフェへ。
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パルロワカフェの蚤の市。
おいしいものや身につけるもの。
ものづくりをされる女性たちの作品がたくさん。
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セール品などもあって、お手頃値段なのが嬉しかったです。
どの作家さんも、なんと言いましょうか、チャーミング。
輝いていらっしゃいます。
ものづくりの才のある人って素敵ですね。

さてここまで来たなら、さらにもうおひとり。
素敵女性にお会いしに。
めざすはコチラ
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友人言うところの「男前な包丁さばき」を見せていただきたく、食パンのカットをお願いしました。
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おっとこまえっ!
惚れぼれ。
そえられた左手の力加減がまた絶妙。
プロの技でした。

というわけで、今日持ち帰ったもの。
たくさんのおいしいアポロパン。
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OURSさんのキラキラきれいなペンダント。
素敵女性たちの魅力的な表情の記憶。

明日もまた、いろんな人達にお会いしてきます。
幸せ。
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by nara-chirindo | 2009-02-16 20:36 | 奈良

おすすめ本 万葉集編

なんでも、聞くところによると。
最近しずかなブームらしいじゃないですか。
万葉集が。
NHK教育テレビで朝5時から放送中の5分間番組日めくり万葉集もファンが増えつつあるそうな。
5時起きはちょっと・・なので、私はまだ見たことないんですけどね。

まずはテレビでその世界に親しんだら、お次には本という形で手元に置きたくなるのが人情ってもの。
そうこなくっちゃ。
智林堂にありますあります。

まずはそのものズバリの『萬葉集』全4冊¥6000。
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もう少しお手軽な、文庫『万葉集』全5冊¥2500。
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研究書のたぐいもいろいろあります。

そして、これはレアもの。
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犬養孝『万葉の旅』¥5000。
どのあたりがレアかといいますと、
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見開きに直筆の万葉歌と署名入り。
「於 二上山」だそうです。
どういうシチュエーションで書かれたのでしょうね。

個人的にはこちらの本も好きです。
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『万葉集 恋の歌』¥900。
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全ページに渡る切り絵が美しいですよ〜。

日本で現存最古の歌集、万葉集。
4500首以上の恋の歌、自然の歌、生活の歌。
さまざまな地域に暮らすさまざまな立場の人達が詠んだ歌。
歌心の原点がここに。
お気に入りの一首を見つけてくださいませ♪
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by nara-chirindo | 2009-02-15 21:23 | 店主代理おすすめの一冊