古都奈良の古本屋 智林堂書店のブログです。店主代理が綴る、本と人との一期一会な日々♪      近鉄奈良駅から徒歩5分ほど、もちいどの商店街内。不定休。11時から18時半頃。0742-24-2544


by nara-chirindo
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買い取り連鎖

またしても、なのです。
大口の出張買い取りが続いております。
とある高名な写真家さんの、事務所からのご依頼。
奈良の風物や寺社写真の第一人者でいらっしゃいます。
個人のお宅へ伺うのとはまたひと味ちがうワクワク感があるではないですか。
やっぱり写真集なんかが多いのかな〜などと店主と話しながら、奈良市郊外の目的地へ。
写真でご紹介できないのが残念、さすがのおしゃれなオフィスでした。
山に近い閑静な地域に違和感なくとけこんでいます。
若いスタッフさんに応対していただき、さっそく中へ。
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うおお。
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ぉおおおおおおおお!

「万葉」やら「飛鳥」やら「古都」やら「大和路」やら「佛像」やら、そんな文字がいたるところに見え隠れしていちゃあね。
テンションもあがろうというもの。
よくぞうちにお声をかけてくださいました。
奈良本が一気に充実いたしますわ。

そもそもなぜうちに・・?ということをお聞きしましたら。
スタッフさんが当ブログを見てくださったのがきっかけだったそうな。
検索して買い取りのことを書いている記事を読んでくださったようです。
電話帳で調べはったんかな、と思っていたので嬉しい驚きでした。
ちょっとは役に立ってますやん〜。

写真家さんのご自宅のほうでも本の処分を考えていらっしゃるとかで、じゃあ来週にでも、と話がトントン拍子に決まり。
ありがたいことに買い取り連鎖はまだまだ続きそうです。
そしてこういう記事を書くと、またまた検索でたどりつかれるかたもいらっしゃったりして。
古本屋は仕入れが命、買い取り大歓迎ですよ☆
単行本、文庫本、文学、歴史、芸術、趣味全般、洋書、奈良・京都・大阪関係の本など、ご処分の際にはぜひ智林堂へご相談くださいませ。
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by nara-chirindo | 2009-09-29 23:18 | 智林堂にて

九月の古本屋

それにしても暑い。
なんなんでしょうね、最近の天候は。
カーーッと暑いんじゃなくて、なんというかこう、風邪で熱がある時のような、うちにこもる感じのけだるい暑さ。
はやく秋らしい爽やかな空気になってほしいものです。

それでもお天気が続くのはありがたいことでして。
このところおかげさまで売り上げも順調です。
9月に入って、お客さんが増えているのが実感できます。
奈良観光のハイシーズンでもあり、読書の秋でもあり。

外国人のお客さんも多いです。
今日は中国人らしき若きお嬢さんたち4人連れがご来店。
20歳前後ぐらい、きゃぴきゃぴと楽しそう。
早口で交わされる中国語のおしゃべりはなにひとつ聞き取れません。
英語で応対することになるかな、と身構えていたら「これお願いしマス」とたどたどしいながらも日本語。
そしてお買い上げいただいたのは谷崎潤一郎の『細雪』ときた!
『細雪』、皆さま読まれましたか?
私は読んでないですよ。。。
日本文学の研究でもしているのでしょうか。
もしかしたら10代だったかもしれないかわいらしい女の子でしたが。
ちゃんと会話もできて。
気負いもなくさらりと。
えらいなあ。
私もせめて『細雪』ぐらい読んどかないとね。

国籍も年齢も、様々なお客さんに出会うことができて。
そこから学ぶこともたくさんあって。
学ぶというほどでなくても何かしら感じることはあるわけで。
地味〜に見える古本屋の店番仕事ですけれど、実はひそかに刺激的で楽しいものなのです。
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by nara-chirindo | 2009-09-27 18:04 | 智林堂にて

金と銀の秋

2、3日前からほのかに香り始めて。
今はもう、外に出たとたん包み込まれるようです。
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黄、白ではなく、金木犀、銀木犀と最初に呼んだのは誰なのでしょうね。
その感性がステキだと思う。
ゴールデンウィークにちなんでシルバーウィーク、というのはいかがなものかと思うけれど。。。

ところで私には前々から金木犀に関して気になることがあったのです。
それは、金木犀は二度咲くのではないか・・?ということ。
そしてそれはどうやら毎年ではないらしい、ということ。
皆さん、そう感じたことはありませんか。
いったんピークが終わってしばらくしてから、あれっまた香ってるよ??という年があるのです。
去年は開花が10月初旬でした。
で、二度咲きはしなかったんです。
今年は9月中旬〜下旬と、少し早めですよね。
ということは10月にもう一度咲くかもしれません。
長年あいまいだったことが今年こそ確かめられそう。
金銀ともに、また証拠写真を撮ってご報告いたします♪
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by nara-chirindo | 2009-09-23 16:00 | 自然

極秘任務ふたたび

さて現在、智林堂のレジ周りを占拠しているダンボール箱のことですが。
昨年に引き続き、とある公共機関からお声がかかり買い取ってきた本がぎっちりと詰まっているのでした。
公共機関同士の蔵書交換会とやらがおこなわれ、その残りを引きとってほしいというご依頼。
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この棚の端から端までぜ〜んぶ持っていってください、とおっしゃるのですから。
ありがたいお話じゃないですか。
今回は考古学関係が多かったです。
遺跡発掘調査報告のたぐい。
奈良ものも混ざっていたので良かった良かった。

さあ箱詰め開始。
いい本を優先的に、さらにジャンルとサイズもできるだけ揃えて、と店主から指示がとぶので、なかなかどうして単純作業ではありません。
片っ端から詰めるのでよければ数十分で終わりそうなもんですが、やっぱり1時間以上かかりました。
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廊下には、すでに交換会を終えた本たちが整然と並べられていて。
うーむ、さすがにいい本ばかり。
あんまり見ると羨ましくなるから、横目でチラ見するにとどめて、と。
こちらはこちらで搬出搬出。
私はまだ腰の具合が万全じゃないので、重たいところは店主まかせ。
その点だけは今回は楽ちんでした。
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おなじみ、私の愛車にひたすら積み込む店主。
あの〜、そろそろ限界では。
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後ろが見えん。。。
警備員のおっちゃんにも「おしゃれな車やね。でも大丈夫?動くか??」と心配されたりして。
大丈夫でしたよ。
超安全運転をこころがけ、無事智林堂までたどりつきました。
すべての箱を店に運び入れたその後は、昨日書いたようなありさまなわけで。
整理するにはしばらくかかりそうです☆
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by nara-chirindo | 2009-09-19 21:48 | 智林堂にて

キチキチ

本日の店番は・・
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ダンボールまみれ。

昨日、大口の出張買い取りがありましてね。
とりあえず全部の箱を店に搬入したのです。
レジ周りに急遽、座れるだけのスペースは確保したものの。
ただ座れればいいってもんでもないんですよね〜。
みじろぎもしたいですわね〜。
左右も前後もキチキチに囲まれて。
今日の店番はいつもより妙に疲れたのも、気のせいではありますまい。

この1週間は連日の買い取りと店番。
あいまにはPTA的ミッションもあり、昨日のようなお遊びもあり。
休みなしに朝から晩まで出かけていることが多かったです。
明日もまたまた店番、その翌日はいよいよ酒蔵まつり
体力、もつのかな??
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by nara-chirindo | 2009-09-18 23:18 | 智林堂にて

十七夜!

噂には聞いていました。
実際、目の当たりにしたのは初めて。
あの東大寺二月堂がはじける夜、十七夜の盆踊り。
今宵ばかりは、お水取りの頃の荘厳さはかけらもなし。
民衆がひたすら踊り、ひらすら楽しむ場に大変身です。
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この躍動感!(ボケただけとも言う)
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笹の飾りは逆さに吊るしたうちわ。なぜ??
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二月堂にもお参りしました。
境内の灯籠が美しい。
中は本当のろうそくですね。
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上から見る、櫓を囲む踊り手さんたち。
うねりと熱気が伝わってくるのを感じました。
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正面に大仏殿、遠くに煌めく生駒の夜景、常灯明や灯籠のあかり。
贅沢な眺めをしばし堪能。
さて、もう一度階段をおりて。
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おいしい屋台もいろいろ、オール100円が嬉しい。
わたがし、金魚すくいなんかもあって小さいお子さんも楽しめます。

盆踊りにも参加したほうがきっともっと楽しいのでしょうね。
大阪や和歌山からも揃いの浴衣で参戦されてました。
これで「関西の踊りじまい」だそうですから。
皆さまのはじけっぷりにも納得。
本来の踊り場だけでは足りず、ちょっと離れたところであっちにもこっちにも輪が出来ていたりして。
いや〜こんなに楽しいお祭りだとは知らなんだ。
毎年9月17日、雨天決行(!)だそうですので、興味のおありのかたは来年ぜひ。

ところで本日、私は踊りもしないのにいそいそと着物で出かけてみたわけなのですが。
着物ってあれですよね。
準備段階でいろいろと、ひもが多いんですよね。
そこに思わぬ伏兵が・・。
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やめて〜〜!
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by nara-chirindo | 2009-09-17 22:29 | 奈良

おすすめ本 堀辰雄編

本日9月15日、朝日新聞奈良版の記事によりますと。
なんだかまた奈良で映画の撮影をしているんですってね。
来年5月公開予定の「聖家族〜大和路」。(公式ブログはコチラ
主演はお笑いコンビ「ラーメンズ」の片桐仁さんだそうな。
・・・えっと、すみません。どなた??
失礼な。
お笑い界(以外にもいろいろ)オンチな私が知らないだけですわね。

「聖家族」「大和路」といえば原作は堀辰雄。
堀辰雄といえば奈良にもゆかりがあるということで、智林堂にもけっこう揃ってますよ。
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↑このあたりはそう珍しいものではないですが。
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『大和路・信濃路』昭和29年初版 ¥2000
初版はちょいとだけレアかも?
大和路の写真は入江泰吉です。
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こっこれは『聖家族』、ペン書き直筆サイン入り!?
いえいえ。
それだとえらいことです。
50万円以上の値がつきます。
こちらは名著復刻版というやつでございます。¥500なり。
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綴じ方までもそっくり復刻。
ピリリと切り開いてお読みください。
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全作品を網羅したいあなたには『堀辰雄全集』全11冊¥25000を。
さ、これで完璧ですね☆

映画のほうはどんなストーリーになっているのでしょうね。
今後も興福寺、新薬師寺、浄瑠璃寺、広島、静岡などで撮影されるそうです。
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by nara-chirindo | 2009-09-15 22:04 | 店主代理おすすめの一冊

変わらない奈良

さて昨日の続きです。
タウンページに載った智林堂の広告を見て、とあるかたが大量に譲ってくださったものとは。
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ダンボールひと箱ぶんの絵葉書でした・・!
しかもすべて奈良もの。
集めているかたがいらっしゃるものなんですねえ。
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このあたりの戦前ものなんて、いいじゃないですか。

ただね。
奈良の絵葉書について言えることがひとつありましてね。
春日大社やら興福寺やら大仏さんやら、そういう名所の写真ってのは、どれだけ古かろうと見ためは今現在のものとなんにも変わらないんですよ。
そりゃそうです。
(このお話、奈良倶楽部さんとshizu-chiruさんにはしましたね。聞き流しといてくださ〜い)
奈良時代や江戸時代に作られたものがそこらじゅうに残されていて、そのまんまの姿を今でも目にすることが出来る。
それが奈良ですものね。
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数十年の時の移ろいなんてものともせず、ほら、南円堂もおんなじ。
変わってゆくのは、人と鹿と。
はかないですな。
だからいいのかな。

この絵葉書、戦前ものは別として、あとはバラ売りすることになると思います。
幻の20円均一コーナーに並びますかどうか??
お楽しみに〜。

さてさてここから、またしても余談です。
昨日の探偵ナイトスクープ、見たかたいらっしゃいます?
私は普段すごく早寝なので、もう何年も見てなかったのにたまたまテレビをつけたんですよ。
ああびっくりした。
ヒルに血を吸われてみたいという28歳女性の依頼。
近畿にヒルスポットがあると専門家のアドバイスを受け、ロケに向かったその先は。
えぇ〜!春日山ですやん。
私が日々ヒルとの死闘を繰り広げている散歩道ですやん。(参照☆)
なんだ、私に聞いてくれればよかったのにぃ。
そんなことにくわしいのもどうかと思うけれど。。。
いやもう久しぶりに見る探偵ナイトスクープ、面白かったです。
岡部まりさん、変わらんわあ!
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by nara-chirindo | 2009-09-12 21:14 | 智林堂にて

タウンページ今昔

古本屋業は仕入れが命。
店主が大阪あたりの古本屋を頻繁にめぐってコツコツと仕入れてきてはいますが、これと並行して個人のお宅からの買取り依頼があるとぐんと棚が充実するわけなのです。
買い取り大歓迎♪
ありがたいことに最近、依頼電話が相次いでおります。

時々は「ブログを見て・・」と連絡をくださるお客さんもいらっしゃいますが、たいていの場合はやっぱり電話帳ですね。
根強いぞ、タウンページ。
当店の広告はこんな感じで載っています。
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そう大きくはないながらも、必要な情報はすべて詰め込まれてます。
「昔の本、今の本」て。
つまり全部ってことですやんね。。。

そして先日のこと、この広告を見て。
それならどうぞということで、遠方からとあるかたがダンボールひと箱ぶんのあるモノを送ってきてくださったのでした。
ぎっしりと。
さて何でしょうね〜。
また後日ご報告いたします。

ところで余談ですが。
タウンページって、毎年時期がくれば届けに来てくれてましたよね。
頼まなくたって玄関先に黙ってドンと積んであるもんでしたよね。
古いのは回収してくれてね。
ふと、そういえば最近来てないような、と思って自宅にある電話帳を確かめてみれば、なんと2005年度版。
引っ越し前のもの。
今の家は山奥の僻地だから、届けに来てくれないのか?何かのリストからこのあたりは除外されてんのか??とひがんでしまうところでした。
いや〜物知りの人に聞いてみたらば、数年前から希望者のみ配達ということになったんですってね。
わたしゃ知りませんでしたよ。
希望者はNTTに電話すれば持ってきてくれるんですって。
あんな分厚い電話帳、コスト削減のためにはそのほうがいいですわね。
しか〜し。
智林堂の電話番号は2005年度版には載っておりませぬ。
なぜならまだ開業していなかったから。。。
古本の処分をお考えのかたは、ぜひ最新のタウンページをご覧になってご検討くださいませ。
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by nara-chirindo | 2009-09-11 22:40 | 智林堂にて

月夜の宴 第3夜

奈良に夕闇のせまる頃。
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きたまち某所の素敵なお宅へ続々と集結するいつもの顔ぶれ。
もうはや3回目となる、月夜の宴が急遽開催されたのでした。
今宵の趣旨はワインをいただくということで。
持ち寄り料理もそれに合わせて。
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ワインって、通なかたはやっぱり「赤」なんですってね。
私は味は辛口の白が好きで、色はロゼがきれいだから好き。
赤はあんまりたくさん呑むと唇や歯が染まっちゃうという乙女的事情もあるし、ね。

それにしても。
年代がこんなにもバラバラなのに、そういうことはほとんど感じず楽しくおつきあいが出来るというのはなんと希有なことか。
先輩!とかしこまらず、お友達のつもりで仲良くさせていただけるのも、ひとえに皆さんの懐の広さ。
私もいずれは逆の立場になって、年下の親しい友人ができるのだろうかと思うとちょっと心もとないですが。
自然に、ですよね。そういうことは。

さ、第4夜はいつにしましょうか。
今から待ち遠しいです。
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by nara-chirindo | 2009-09-07 20:28 | 奈良