古都奈良の古本屋 智林堂書店のブログです。店主代理が綴る、本と人との一期一会な日々♪      近鉄奈良駅から徒歩5分ほど、もちいどの商店街内。不定休。11時から18時半頃。0742-24-2544


by nara-chirindo
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古本屋というのは、なぜか、よく道を尋ねられるのです。
商品を買わなくても気軽に出入りしやすいからなのでしょうね。
あと、暇そうに見えるというのも大きいかも。

お尋ねの内容は、奈良駅、他の古本屋、郵便局、薬局などなど。
ランチのおいしいお店や、トイレをお探しのかたも。
しかしうちの場合、何と言っても堂々のお尋ねランキング第1位は「ならまち」です。
餅飯殿(もちいどの)センター街をまっすぐ南へ抜けるとならまちエリアに到達するわけですが、ほぼ真ん中の智林堂あたりでふと不安にかられるのでしょうか。
駅からすぐそこのつもりで歩いていたなら、ちょっと遠く感じる距離かもしれませんものね。
どこからどこまでがならまちなのか、はっきりわかりにくいということもありますしね。

で、前置きが長くなりました。
そんな餅飯殿界隈に新しい試みが!
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案内表示が設置されました〜。
今までなかったのが不思議なぐらいですね。
これはわかりやすいです。
一ヶ所じゃないんですよ、さりげなくあちこちにあります。
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ちなみに、下方の四角い案内表示は前々からのものなので余談になっちゃいますが、この際ついでにご紹介。
ここは私の知る限りでもっとも細い路地なんです。
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車なんてもちろんとんでもない、自転車でさえ「通れるやろか」とためらうほど。
両手を広げたらつかえそうな幅なのです。
こういう細い道、大好き。
用事がなくてもわざわざ通りたくなります。
四ノ室の辻子という立派な名前があるそうな。

さてさて話を戻して。
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南へ向かう時は「ならまち」という表示。
逆向きの時は「JR・近鉄奈良駅」という表示が目に入るようになっています。
要所要所を押さえた設置場所。
字も大きくて、目にとまりやすい。
それでいてけばけばしくない意匠で、落ち着いた感じ。
やるなぁ〜。
観光に来られたかたがたも、きっと奈良のおもてなしの心を感じてくださることでしょう。

もちろん直接道案内させていただくことも観光地に暮らす者の喜びですので、どんどんお尋ねになってくださいませ。
ならまち内で迷われた時には、元興寺門前のお酒屋さんか、週末だけの古本屋酒仙堂さんでお尋ねになることをおすすめします。
道を聞く、答えてもらう、ただそれだけじゃない素敵なやりとりができること間違いなし。
智林堂もそんなプラスアルファのあるお店になれるよう、ますます精進いたします。
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by nara-chirindo | 2010-02-28 21:06 | 智林堂にて

にゃんこ尽くし

平成22年2月22日ということで。
今日は猫の日ですね。
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朝陽を浴びて。
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甘えっこして。
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梁の上でうとうと。
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ひざの上でぐうすか。
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鳥の声にお目々ぱっちり。
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ちょっと真面目に考えごと。
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でもやっぱり眠たくなって。
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おやすみなさい。

寝てばっかし。
それがにゃんこの正しい一日。
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by nara-chirindo | 2010-02-22 22:22 | 我が家

よこがお

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古本屋で店番をしていると、時々ハッとすることがあります。
なんてキレイなひとなんだろうって。

それは男女問わず。
年配のかたのこともあれば、幼い子供のことも。
棚をじっと見上げていたり、うつむいてページをそっとめくっていたり。
本だけに心を奪われている、その一瞬の横顔。
気高くて、邪念がなくて。
魅了されます。

本に見入り、本に魅入られている美しいひとたち。
そんなひとたちが集まる場所で働く私は幸せものです。
私もやっぱり本が好きで、本が好きなひとが好き。
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by nara-chirindo | 2010-02-19 22:51 | 智林堂にて

春告鳥

季節の備忘録として。
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今朝7時すぎ、鶯の初音を聞きました。
「ホー」で息を吸い「ホケキョ」で吐いているそうな。
声に合わせて深呼吸してみれば、ほのかに漂う早春の香り。
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by nara-chirindo | 2010-02-17 16:32 | 自然
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毎年毎年、どうしてこのイベントにはこんなに心惹かれるのかなあと思っていまして。
ハタと思い当たりました。
酒の肴にピッタリのものばっかりだからですわ。
日本酒にはやっぱり海の幸、そしてその加工品、ですねえ。
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相変わらずの試食天国。
ケチケチしていないからこちらも手を伸ばしやすいんです。
素晴らしい。

福井といえばやっぱり鯖。
店番前にじっくり見て回って、よっしゃ焼き鯖寿司を買って帰ろうと目をつけていたのに、店番後に寄ったら売り切れていました。
また来年まで待たねば。。。

おまけ。
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若狭のゆるキャラ、サバトラのななちゃん。
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エレベーターに頭がつかえて、無理やり押し込まれるの図。
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お疲れさま〜。
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by nara-chirindo | 2010-02-14 20:16 | 奈良

光の奈良

新しい光のイベント、なら瑠璃絵へ。
春日大社参道からぐるっと回廊になっています。
まずは一ノ鳥居をくぐり、万燈籠エリアから。
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お旅所には大きな竹のオブジェ。
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燃える火の周りにはなぜか人が集まってくるもの。
篝火にあたってかじかんだ指をあっためてと。
さらにどんどん奥へ。
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横の木立から綺麗な青い光が洩れてくるのが気になるけれど、ひとまずはまっすぐ。
万葉植物園をすぎた辺りからは急に道が暗くなります。
前を歩く人影もあいまいなほど。
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ぼや〜んと人魂のように浮かぶ、石灯籠の灯りのみ。
こうやって見ると灯籠には高さがいろいろあるんですね。
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中は今でもちゃんとろうそく。
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春日大社本殿までたどりついて特別拝観中の釣灯籠も見てきましたが、その様子はまた後日改めて。
(拝観は500円、20:15までに入らないといけないのでご注意を)

参道を折り返し、ちらほらと見えていた青い光をめざします。
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わあ、キレイですよこれは。
樹と樹の間に、しずくが流れ落ちるような演出。
前日も初日も雨だったから準備が大変だっただろうなあ。

最後にメイン会場、東大寺前の浮雲園地へ。
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これまた見事〜。
素直に感動しました。
正直、こんな寒い時期にどうだろうと思っていたんですけれど、澄んだ冬の夜に瑠璃色の光がしっくり。
美しいものを見て嫌な気持ちになるわけないですものね。
予想していたよりもずっと素敵なイベントでした。
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突然の人の多さにとまどう鹿たちも、奈良鹿のことですから。
すぐに慣れてくれることでしょう。

ぐるっと回ろうと思うとけっこう歩くことになるので、寒さはそう気になりません。
私が歩いたコースとは逆に、先に華やかなメイン会場を見てからしっとりと万燈籠の参道を歩いて帰るほうが余韻があっていいかも。

なら瑠璃絵は2/11〜14(日)まで。
点灯時間は17:00〜21:00。
明日が最終日です。
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by nara-chirindo | 2010-02-13 16:59 | 奈良
もうそんな時期だっけ?と思いました。
例年は3月開催なのに、今年はちょっと早いのですね。
明日あさってと、毎年恒例の奈良市姉妹都市物産フェアです。
福島県郡山&福井県小浜の特産品が奈良に大集結。
珍しいものがたくさんあって、毎年楽しみにしているのです。
(一昨年の様子はコチラ、昨年の様子はコチラをどうぞ)
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今日の店番帰りに会場のマーチャントシードセンター近くを通りかかったら、ちょうど搬入作業中でした。
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ふるさとの味と書かれたダンボールや発泡スチロールの山。
美味しいものがぎっしりと詰まっているんでしょうね。
「これは重いど。ひと箱で150万ぐらい稼ぎよるんとちゃうか〜」
などなど、陽気な声をかけあう福井のお父さんたち。
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おっきいトラックやわあ。
ロゴもなんだかかっこいい。

会場は三条通りからもちいどの通りに入ってすぐのマーチャントシードセンターにて。
13日(土)は9時半〜18時、14日(日)は9時半〜17時まで。
人気商品は早めに売り切れる場合もありますのでご注意を。
でも最終日の店じまい直前だと大胆におまけしてくれることもあるし、私としては店番前に行くか店番後にするか迷うところ。
智林堂からすぐそこなんだし、両方行っちゃうかもしれません。
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by nara-chirindo | 2010-02-12 23:10 | 奈良

新味ビール

またまた古本とはなんの関係もありませんが。
久々にお酒ネタなど。

先月あたりから発売されていて、気になっていたのです。
チ、チョコ風味のビールですと??
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ビール好きの皆さまからはブーイングが飛びそうですね。
いやいや、ものは試しですって。
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おそるおそる。
・・おっと、悪くないじゃありませんか。
ぷ〜んと濃厚なチョコの香り。
でも味わいそのものは甘いわけじゃなくて。
そこらへんはうまくバランスがとれています。
ほろ苦く、こくのある黒ビールといった感じ。
うん、イケますわ。これはこれで。

あのエビスよりもちょいと高めということは、かなりいいお値段ではあります。
だから贈り物にするといいかも。
もし私が男性だったら、バレンタインにはチョコよりこのビールをもらう方が嬉しいかな〜。

正式名称はショコラブルワリー
サッポロとロイズのコラボ商品です。
期間限定発売だそうですので、お早めに。
智林堂からすぐそこ、スーパーオーケストでも売ってますよ☆
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by nara-chirindo | 2010-02-10 19:23 | お酒

祝☆酒仙堂6周年

全国の酒仙堂ファンの皆さま。
奈良町の古書店、酒仙堂さんはこの2月で6周年を迎えられました!
・・や、わかってますよ。
智林堂関係者の私がこういうことを書くのもおかしなものです。
でも、あくまで、いちファンとして。
心よりお祝い申し上げます。
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今までに何度ぐらいお邪魔したことになるのかなあ。
初めて伺った時のことも覚えています。
その時の客は私ひとり。
「良かったらまあどうぞ」と言われて奥の畳部屋まであがらせていただき和菓子とお茶をごちそうになったのでした。
人見知りで社交性ゼロな私にしては珍しいことなんですよ。
でもなぜか、何も気構えなくていいような、何も繕わなくていいような。
そんな空気で包まれていて。
その時以来、私にとっては大事なお店なのです。

そして、そう感じるのは私だけではありませんでした。
年齢も職種もさまざまな、この場所に惹かれてつどうお客さんたち。
少しずつ知り合うようになって、びっくりすることに、その顔ぶれがまたすごいんですよ。
ある道を極めたようなかたが多くて。
でも狭い奈良のこと、どこかに共通点があるもので。
すぐに仲良くなれるのです。
お酒を酌み交わしながら、自分の知らない世界のお話を聞かせていただく楽しい時間。
1時間、2時間があっという間の、時を忘れる不思議なお店。

あ、でも実は決して飲み屋さんでもなく集会場でもなくて、古本屋さんなのですよ。
私もついつい忘れてしまったりして。
常連のみんながみんな本は買わずに「じゃ、また」と帰ってゆくという。
これまた酒仙堂の不思議。
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2月中は6周年記念ということで、一部商品の半額セールをされてます。
一部といってもかなりの数ですよ。
この機会に皆さま、2月の土・日・祝はぜひ酒仙堂へ。
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開店時間は「昼頃から夕方まで」です。
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by nara-chirindo | 2010-02-07 21:59 | 智林堂にて

豆まきドキュメント

本日、節分です。
あちこちのお寺で豆まき行事があるから、どこに行こうか迷うところ。
いつもは店番帰りに元興寺だったけれど、今年は東大寺二月堂へ。

1:20 二月堂到着。
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豆まき役の年男・年女さんたちが慌ただしく記念撮影中。
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まだ舞台に上がれます。
見おろすと、こんな感じ。
手前の方にシートを敷いて場所取りしているかたも見えますねえ。
何時ぐらいから来てはるんかしら。。。

1:30 陣地確保。
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舞台下の斜面は段々になってまして、全部で五段ほど。
そこの三段目あたりのはじっこをかろうじて確保。
せめて1時ぐらいに来ればもっと上に行けたかも。
でもこの段々、落差がけっこうありますのでね。
高いところに居るほど危険度も増します。
奈良県警からも再三の注意が。
たしかにこれは平地の元興寺に比べたらかなり危ないですわ。
お子さんや年配のかた対象に、手渡しで福豆&福鈴を配るコーナーも設けられています。
危険もなく確実に手に入るとのことで、そちらにも長い行列ができていました。

2:00 読経開始。
そうなんです。
2時と同時に豆まき開始かと思いきや、法要が終わってからなのですね。

2:10 読経終了せず。
初めは神妙に手を合わせたりしていた皆さん、次第にじりじり。
マイクを通しているのでしょうか、朗々と響くありがたいお経。
もうすぐ、もうすぐ。

2:15 ようやく。
舞台上の用意も整い、豆まき役さんのご紹介。(←誰も聞いてない)
さ、福よ来ーい!
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遠いよぅ〜〜。。。
それなりの秩序の保たれていた列が一気に崩れ、より上へ、より真ん中へと人波が殺到。
こける、滑る、奪い合う、もうわやくちゃ。
豆だけではなくパン、お菓子、鈴などいろいろまかれます。
私のお目当ては福鈴。
鈴、鈴、飛んでこないかな〜。

2:30 豆まき終了。
・・・戦果ですか?
ゼロですよゼロ!
一回だけ指先をかすめたけれど、はじいて、落ちて、あっちゅう間にどなたかの手に。
どんくささ全開。
すごい人は袋に一杯ゲットしてるというのにね。

自分めがけて落ちて来るものを鮮やかにパシッとつかめたら、すごく気持ちいいんだと思うんですよ。
それを全部が全部目の前で奪われて、やや欲求不満。
元興寺の豆まきは3時からだから、そっちも行っちゃうか?
豆まきのハシゴしちゃう??
殺気立った気持ちでいるところに、涼やかな声で私の名を呼ぶひとが。
「取れなかった?じゃあこれあげる♪」って。
一番後ろで、慌てず騒がず冷静に慎ましやかに様子を見守っていらっしゃったしをんさん
ふたつばかり、目の前にころころ〜っと鈴が転がってきたそうな。
・・反省。
がつがつと欲張っちゃいけないんですよ。うん。
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福は人を押しのけて手に入れるようなものじゃなかったですね。
ありがとうしをんさん。
自戒をこめて、大事にします。

さらにさらに、大変美しい和菓子もいただいてしまったのでした。
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入江泰吉の「美の究極は花である」という言葉があるけれど。
その「花」を写しとった和菓子もまた、お菓子の中の美の究極かも。
食べてしまうのがもったいないとはまさにこのこと。
本当にありがとう、しをんさん。
しをんさんは椿の花のようなひとです。
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by nara-chirindo | 2010-02-03 18:49 | 奈良