おすすめ本 奈良ガイド『大和名所図会』
2008年 04月 20日
さて、先日ちらりと話題にした『大和名所図会』です。
今日の店番中、現物をパラパラと眺めていたら予想以上に面白かったのでご紹介を。
和装本 寛政3年版 全7冊 ¥48000(※印、小虫、痛み有り)
まず、東大寺やら興福寺やらのあるあたり、まとめて「添上郡」だったということに意表をつかれます。
そりゃ江戸時代ですからね。
「奈良市」じゃないわけですね。
春日大社の灯籠を指差す女人たち。その視線の先は。
・・・猿!猿が灯籠の中に〜!!
春日大社ってそういうとこだったんですか??
鹿に紙を食べられる子供とか。
今となんにも変わらないです。
人と鹿の姿が当たり前のように一緒に描かれています。
奈良とは昔っからそういうところだったのですね。
ちなみに元興寺境内の様子です。
虫食いの跡が縦横無尽に。。。
でも中身が読めないほどのページはないです。
まずまずの保存状態かと。
きれいな状態で読みたい方には復刻版を。
昭和46年、¥4000です。
文字も翻刻されています。
ただし、江戸当時の風情を忍ぶにはやっぱり原書。
内容は同じでも、不思議なことに伝わってくるものが違うのです。
理想は両方揃えることでしょうか。
奈良ファンの方々にぜひ。
これぞ究極の奈良ガイドブックですよ☆
今日の店番中、現物をパラパラと眺めていたら予想以上に面白かったのでご紹介を。
まず、東大寺やら興福寺やらのあるあたり、まとめて「添上郡」だったということに意表をつかれます。
そりゃ江戸時代ですからね。
「奈良市」じゃないわけですね。
春日大社ってそういうとこだったんですか??
今となんにも変わらないです。
奈良とは昔っからそういうところだったのですね。
ちなみに元興寺境内の様子です。
でも中身が読めないほどのページはないです。
まずまずの保存状態かと。
昭和46年、¥4000です。
文字も翻刻されています。
ただし、江戸当時の風情を忍ぶにはやっぱり原書。
内容は同じでも、不思議なことに伝わってくるものが違うのです。
理想は両方揃えることでしょうか。
奈良ファンの方々にぜひ。
これぞ究極の奈良ガイドブックですよ☆
by nara-chirindo
| 2008-04-20 21:21
| 店主代理おすすめの一冊