寄贈本ロマン
2008年 07月 12日
今日の朝日新聞夕刊に、図書館に関する気になる記事がふたつ。
「寄贈本 図書館ジレンマ」
財政難のため、市民から寄贈を募る図書館。
でも実際持ち込まれるのは廃棄処分するしかないような本が多い。
千葉の図書館では約3万冊寄贈されたうち、蔵書になったのは約6千冊。
図書館が本の処分を代行しているようなものだと嘆く声も。
「曾根崎心中初版 初の完本」
近松門左衛門の人気浄瑠璃「曾根崎心中」初版本の完本が、富山県黒部市立図書館で見つかった。
同市の旧家が市に寄贈した古文書の中にあったとか。
寄贈、あなどれませんね〜。
1700年頃の書物が完全な形で発見されるとは。
しかもこれだけ有名な曾根崎心中の初版本。
近松研究者はさぞ色めきたっていることでしょう。
こんな大物が掘り出される可能性がまだあるなんて、ロマンだと思うんですよね。
それは古本屋にもあり得ない話じゃないあたりがまたしびれます。
生涯でたった一度でも、そんな掘り出し物ができたなら。
図書館関係者にしても古本関係者にしても、冥利に尽きるというものじゃないでしょうか。
今はまだどこかの蔵で眠っているお宝本に、お目にかかれる日が智林堂にも訪れますかどうか。
「寄贈本 図書館ジレンマ」
財政難のため、市民から寄贈を募る図書館。
でも実際持ち込まれるのは廃棄処分するしかないような本が多い。
千葉の図書館では約3万冊寄贈されたうち、蔵書になったのは約6千冊。
図書館が本の処分を代行しているようなものだと嘆く声も。
「曾根崎心中初版 初の完本」
近松門左衛門の人気浄瑠璃「曾根崎心中」初版本の完本が、富山県黒部市立図書館で見つかった。
同市の旧家が市に寄贈した古文書の中にあったとか。
寄贈、あなどれませんね〜。
1700年頃の書物が完全な形で発見されるとは。
しかもこれだけ有名な曾根崎心中の初版本。
近松研究者はさぞ色めきたっていることでしょう。
こんな大物が掘り出される可能性がまだあるなんて、ロマンだと思うんですよね。
それは古本屋にもあり得ない話じゃないあたりがまたしびれます。
生涯でたった一度でも、そんな掘り出し物ができたなら。
図書館関係者にしても古本関係者にしても、冥利に尽きるというものじゃないでしょうか。
今はまだどこかの蔵で眠っているお宝本に、お目にかかれる日が智林堂にも訪れますかどうか。
by nara-chirindo
| 2008-07-12 22:30
| 本日の図書館本