
おかげさまで、もう大丈夫です。
プライベートでしんどいことやつらいことがあった時、今まではそれをブログにポロッと書いてしまったり、心配かけちゃいかんと押し隠して丸っきり関係ないネタをひねりだしたり。
どっちもどっちですね。
今回は気力というものがなかなか戻って来なかったので、無理にあがかないことにしてみました。
底のほうで、じ〜っと。
静かに。
そうするうちに自然な流れがやってきて、ふわりと浮き上がらせてくれました。
ふわり、ゆらり、漂いながら、自分を取り戻せそうです。
ブログも無理せずぼちぼちと再開していきます。
また、どうぞよろしく。
ちびっこたちに混ざって近所の写真美術館でおこなわれた日食観察会へ。


え、こんなもんなの?という雰囲気になりかけた頃、誰かが「水たまりに映ってるよっ」と叫んで一時騒然。

でも陽がさしたと思ったらすぐに曇ってしまう。
わきあがる歓声とため息。


文字になっている丸い穴のひとつひとつが、日食の太陽を通すと

・・のはずなんですけど、う〜む、ぼんやり。
どうもパッとしない写真ばかりですみませんね。
次第に細い三日月のようにしか見えなくなって、ふと気付くとあきらかに気温がさがっていました。
それもひんやりではなくて、ぞくっとするような感じ。
日食の時には鳥や犬などが騒ぐといいますね。
なるほど、と思いました。
異変ですもの。
古代の人々が凶兆としたのも当然のことですわ。
科学的に解明されていたって、実際に目の当たりにすればやっぱり少し怖い気がしました。
賑やかだった観察会場も、やがてなんとなく静かに。
11時すぎにはすっかり雲で覆われてしまって、世紀の天体ショーもこれにておひらき。
悪天候でまったく見られない地域もあったそうですね。
雲の切れ目切れ目でなんとか観察できただけでも奇跡のよう。
ずっと見えているよりもかえってありがたみがあったかも。
では最後に、パッとしない写真のダメ押し。

奈良駅前の啓林堂書店にて、森見登美彦サイン会が開催されますよ〜。

奈良県では初サイン会だそうな。
地元なのにね。
そういえば、あんまり奈良出身ということを前面に出していないような。
本の内容も京都がらみが多いし。
今回の新刊も京都祇園祭にまつわる幻想的な連作短編。
手に取ってみましたら、キラキラとした綺麗な表紙でした。
中身は・・?
まだ読んでません。。。
今回のサイン会、50名限定の整理券配布はすでに終了しています。
でもそれ以外のお客さんは閉め出しってことはないよね?と思い、レジのお姉さんに聞いてみました。
大丈夫だそうです。
その時間帯に啓林堂へ行けば、サインをするモリミーの姿をちらりとおがめるかも。
ご本人のブログ(←面白いです)によれば、サイン会は得意じゃないのだとか。
いかにもそんな感じ。
そんな感じなモリミーが、地元奈良でどんなファンサービスを見せてくれるんでしょうね。
実は私は店番があるので行けないのです。
あおっておいて無責任な。すみません。
行って来られたかた、どんな様子だったかよかったら教えてくださいね♪
デビュー20年、6回目でしたでしょうか。候補にあげられたのは。
今までに素晴らしい作品がたっくさんあったというのに、ここまでのびのびになるとは選考委員の見る目のないこと。
往年のファンとしては言いたいことは多々ありますが、ひとまずは、やれめでたや。

や、それ当然ですから。
プロ中のプロ、文章の達人ですから!
2、3冊書いてみたらなんだか話題になっちゃっただけの新人さんとは違いますから!!
・・・はぁはぁ。失礼。
北村薫の物語は美しいんです。
そして優しい。
人を描く、その眼が優しいんです。
ミステリであっても、やたらコロコロと人が死んだりしません。
穏やかに誠実に生きる主人公たちの姿勢。
深く共感しながら、その人生を共にたどる喜び。
小説を読む醍醐味というものをたしかに教えてくれる北村ワールド。
最近の数作よりは10年以上前の作品群が私は好きです。
昨日は久々に『スキップ』を読み直していました。
その世界の美しさは、かつて読んだ時と何も変わらず色褪せてもおらず、嬉しくなりました。
今日は『ターン』、明日は『盤上の敵』、『夜の蝉』、『秋の花』・・。
実家の棚からごっそり抜いてきて積み上げて、再読に耽る日々。
幸せ。
しばらくは夜更かしが続きそうです。

目指すは田川のカレーです。
あちらこちらから噂が入ってきて、一度は行ってみたい!でもひとりではどうも行きにくい!!という常々の思いが全員一致したところで。
間髪いれずにGO!



おそるおそるのぞいてみてびっくり、ほぼ満員。
しばらく外で待つことに。


横っちょの風情ありげなドアは何かな〜と思ったらトイレでした。
さて結局少し詰めていただけることになって、入店。
10人も入れば一杯になる店内、他のお客さんは男性ばかり。
でもそう場違いな思いもせずにすんだのは、店主のおじちゃん、おばちゃんが温かく迎えてくださったから。
たちまち馴染む、くつろぐ乙女たち。
ここのカレーの何が有名って、その量の多さなのです。
「小」でもまだ多いから、「半分」と頼むのがいいみたい。
しかしひとりだけ果敢なチャレンジャーが。
「中」と来た。よう言うた。
中とはつまり、普通サイズのこと。
田川の普通量とはこれだ!

あふれそうで決してあふれない、絶妙の盛り加減。
私は裏メニュー(?)の焼きカレー、半分を。
焼き飯にカレーがかかってます。


広くはない店内、他のお客さんの食べるものにも目がいきます。
後ろのお兄さんが頼んだ焼き飯。

すかさず「足らんかったら言うてや〜」とおじちゃん。
しかーし。

ええ〜〜!
根性なし、根性なしやと4乙女からブーイング。
「今度来る時まで冷凍しといたるわ」と、おばちゃん。
お客さん同士が自然に仲良くなって言葉をかけあう、和やかなお店。
ここまで書いておいてなんですが、ちょっとお断りしておきたいのは。
大食いチャレンジとか何分で完食すればどうとか、そういうがちゃがちゃしたお店ではないんです。
レトロで落ち着いた雰囲気の、由緒ある喫茶店なのです。
こんなにも量が多いのは、若い人にお腹いっぱいたくさん食べてほしいという、おじちゃんの愛。
応えられなくてごめんなさい。
ちょこっと残しちゃいました。
4分の1サイズなんてのがあればいいかなあ。

地元の人に深く深く愛されるお店、田川。
きたまちの名店です。
ごちそうさまでした。
おつきあいくださった奈良倶楽部さん、しをんさん、たーさん、ありがとうございました!
奈良町のオアシス、週末のみ営業の古本屋さん。
我らが酒仙堂さんがウェブマガジン「この惑星(ほし)」で大きく取り上げられていますよ。
百聞は一見にしかず、何も言いませんのでぜひ読んでみてください。
私も何度か酒仙堂さんの魅力を文章で伝えてみようとしたことはありますが、さすが、プロは違う。
あますところなく、という感じですわ。
取材に来られたのはちょうど浮見堂の酒宴の前日だったそうな。
タイミングがタイミングならあの宴にも参加してもらえたかもしれなかったんですね〜。
残念残念。
酒仙堂さんの他にも、取り上げられているのは個性的な方々ばかり。
ひとつひとつのタイトルの付けかたも見事だし。
雑誌などでよくある奈良町探訪ものとは一線を画する取材記事。
よそから(横浜から!)来られたかたが、よくぞあそこに目をつけられましたね?と思います。ほんとに。
外から見るほうがよく見えるという場合もあるのでしょうね。
なんせ、読み応えあります。
奈良町をご存知のかたにも、ご存知でないかたにも、ぜひぜひ読んでいただきたいです。


今年初挑戦してみたゴーヤ、なかなかいい感じで育ってます。
子供の頃はじめて食卓にあがったゴーヤは苦くてエグくて、とても食べられたものじゃありませんでした。
何を食べさすねん!と思った記憶が・・。
今ではすっかりポピュラーな野菜になって、苦みをやわらげる調理法もいろいろとありますね。
中のわたはしっかり取って、塩もみしたり塩水で長めにゆでたり。
ほろ苦いぐらいにしてから食べれば、何やらあれはクセになる味です。
最近は小学校の給食でもゴーヤチャンプルーが出るようですよ。
ま、苦手な子も多いみたいですがね。
我が家では、






公照さんの本については以前にも書いたことがありますが。
今回は色紙がまとめて入荷しましたのでご紹介を。
お値段はそれぞれですのでお問い合わせくださいませ。

人気もありますし。


動きのある感じがなんとも、ねえ。
そして店主の一番のお気に入りはこちら↓

へえ。本人にはわからないんだ。
理由はあきらかですわ。
だってどう見ても、
